学会・講演 2024|奥 謙太郎|公開 2026年10月20日(2024年の講演・セミナー10件を1本の年表にまとめたものです。各講演の詳しい記録は、それぞれの記事でご覧いただけます。)
この記事の要点
2024年、ヒルズグレイスクリニックの院長 奥謙太郎は、国内外の学会・セミナー・講演で多数の登壇機会をいただきました。PICOSUREproやSofwave™(Thermal Thread Technique®)などのレーザー・機器治療をテーマに、ASLMS2024やCynosure APAC Summit 2024、KOREA DERMA 2024といった国際学会で発信し、AMWC JAPAN 2024では副院長 奥美香子と同じセッションに演者・座長として参加しました。本記事では、2024年の学会・講演活動を年表形式で振り返ります。
はじめに
2024年は、ボルチモアのASLMSから始まり、メルボルン、シドニー、名古屋、台湾、バンコク、韓国、そして日本国内と、国内外の多くの学会・セミナーで講演の機会をいただいた一年でした。PICOSUREpro、Sofwave™(Thermal Thread Technique®)、DENZA、POTENZA、Windscellといった機器治療を中心に、シミ・肝斑・たるみ・肌質改善をテーマに講演を重ねました。
この年の主な出来事です。
- ASLMS2024(アメリカ・ボルチモア)で6年連続の演題採択に加え、教育セッションでの講演依頼を受けました。
- ピコシュアプロが中国の主要メディア「人民日報ビル」での新商品発表会で中国デビューを果たしました。
- 日本美容皮膚科学会2024(名古屋)では、Sofwave™・PICOSUREpro・Windscellの3テーマで講演を行いました。
- AMWC JAPAN 2024では、院長・副院長がキャリアで初めて夫婦で同じセッションに演者・座長として参加しました。
- Cynosure APAC Summit 2024(バンコク)やKOREA DERMA 2024など、アジア各国の国際学会で座長・演者を務めました。
この記事は、当時グレイスジャーナルに書いた講演報告を、1本にまとめ直したものです。講演ごとの内容は、各項目から記事へお進みください。
各講演の内容は当時の報告に基づいています。治療の効果や経過には個人差があり、講演で扱った治療の多くは自由診療です。
1. 2024年の登壇一覧
10件の講演・発表会・座長の記録を日付順に並べました。項目名から、それぞれの講演の内容へ移動できます。
| 日付 | 学会・イベント | 開催地 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 4月16日 | ASLMS(アメリカレーザー医学会)2024 | ボルチモア(アメリカ) | DENZA・ソフウェーブ・複合治療の3講演 |
| 5月11日 | PICOSUREpro Round Table Discussion(ピコシュアプロセミナー) | メルボルン(オーストラリア) | 招待制の円卓会議でピコシュアプロを講演 |
| 5月12日 | Cynosure EXCHANGE in Sydney | シドニー(オーストラリア) | 光老化をテーマにサイノグローを講演 |
| 8月31日 | 日本美容皮膚科学会2024 | 名古屋(名古屋国際会議場) | TTT・ピコシュアプロ・ウィンセルの3講演 |
| 9月7日 | PICOSUREpro 中国新商品発表会 | 中国(人民日報ビル) | 新商品発表会での紹介とボードミーティング |
| 9月12日 | ISDS(国際皮膚美容外科学会)2024 | 台湾・高雄 | ピコシュアプロとボライトで透明感の肌質改善 |
| 10月4日 | 自費研フェスティバル | 日本・東京 | Dr. Linと登壇、ピコシュアプロを選ぶ理由 |
| 10月28日 | Cynosure APAC Summit 2024 | バンコク(タイ) | ピコシュアプロと難治性ニキビへのポテンツァ |
| 10月31日 | KOREA DERMA 2024 | — | 部分痩身の座長と、顔の輪郭・TTTの講演 |
| 11月10日 | AMWC JAPAN 2024 | 日本・東京 | 幸福度セッションの座長と長期臨床成績の講演 |
2. 講演の中心にあった治療
この年の講演で繰り返しお話ししたのは、次の治療です。当院での料金・リスク・承認状況は、記事の後半「治療について」にまとめています。
ソフウェーブとThermal Thread Technique®(TTT)
超音波機器ソフウェーブで、私が考案した照射法です。超音波の熱エネルギーを皮膚の中で隙間なく連結し、「スレッド(糸)」のようにつなげることで、主に真皮(表皮の下にある、肌のハリを支える層)に働きかけます。しわやたるみのできやすい方向(RSTL)を打ち消すようにエネルギーをつなげ、「斜め上への引き上げ」と「肌質改善」を同時に目指す方法で、角度・圧力・距離・エネルギーのどれか一つが狂っても熱がスレッドになりません。引き締め・引き上げや肌質を目的とする照射は、ソフウェーブの承認された使用目的(顔と首のしわの改善)の範囲外の適応外使用です。
2024年は、ASLMS2024で日本人に合う肌質改善として発表し、日本美容皮膚科学会2024では講演とライブデモで施術のポイントを解説、KOREA DERMA 2024のSkin tighteningセッションでも発表しました。この年、TTTの論文が米国レーザー医学会の学術誌『Lasers in Surgery and Medicine』に掲載され、その後は講演の依頼をいただくことが多くなりました。感じ方や変化の程度には個人差があります。
ピコシュアプロ(PicoSure Pro)
波長755nmのピコ秒アレキサンドライトレーザーです。私は開発段階から関わり、2021年に当院が第1号機を導入しました。2023年に国内で医療機器の承認を取得しています(承認番号 30500BZX00079000)。メラニン(肌の色をつくる色素)には「このくらいのエネルギーで壊れる」という閾値(いきち)があり、私はその周囲のエネルギーでメラニンを壊しながら周りの肌への負担を抑え、フラクショナル照射(細かな点状に当てる照射)で肌の再生を促すことを大切にしています。
2024年は、メルボルンの招待制Round Table、日本美容皮膚科学会、中国での新商品発表会とボードミーティング、ISDS、自費研フェスティバル、Cynosure APAC Summit、AMWC JAPANでお話ししました。ハンドピースと皮膚との距離という照射の基本から、効果と副反応のバランスのとり方、長期の臨床成績まで、臨床で積み重ねてきた考え方を共有しました。必要な回数や効果には個人差があります。
サイノグロー(CynoGlow™)とポテンツァ
サイノグローは、ピコ秒レーザーのピコシュアプロと、極細の針を通して高周波(RF)の熱を肌の内側に届けるマイクロニードルRF「ポテンツァ」を組み合わせる、私が開発した治療法です。ピコシュアプロで紫外線によって蓄積したシミに働きかけ、ポテンツァでダメージを受けたコラーゲンやエラスチン(肌のハリや弾力を支える成分)の再生を目指します。要になるのは、肌のダメージに応じてポテンツァの深さを調整し、ピコシュアプロの色素を砕く力とのバランスをとることです。
2024年は、シドニーのCynosure EXCHANGEで「光老化(紫外線によって進む肌の老化)」をテーマにサイノグローを講演し、Cynosure APAC Summit 2024では、ポテンツァのシングルニードルとマルチニードルを組み合わせた難治性のニキビ治療をお話ししました。現在、当院の公式案内でご紹介しているポテンツァは次世代機のポテンツァプライムで、国内未承認医療機器です。効果や経過には個人差があります。
BEAUTY NAVI(hillspremium.com)は、当院で治療を受けた患者様の口コミを掲載するサイトです。掲載内容は個人の感想で、効果や感じ方には個人差があります。
3. 2024年 4〜6月

2024年4月16日
ASLMS(アメリカレーザー医学会)2024
テーマ DENZA・sofwave・PICOSUREproを用いた複合的な肌治療についての教育講演
アメリカレーザー医学会ASLMSが、今年はアメリカ・ボルチモアで開催されました。
世界中のエキスパートと意見を交わしながら治療をより良くしていくことが、美容医療全体の発展につながるという考え方。


2024年5月11日
PICOSUREpro Round Table Discussion(ピコシュアプロセミナー)
テーマ PICOSUREproの特長と各国医師とのシミ治療アプローチに関する意見交換
オーストラリア・メルボルンで開催された、完全招待制でレーザー治療のエキスパート医師が集うRound Table Discussionにスピーカーとして招かれ、PICOSUREproについて講演しました。
顔の部位ごとに照射方法やエネルギー設定を調整する工夫など、エキスパート同士だからこそ深められる議論の大切さ。


2024年5月12日
Cynosure EXCHANGE in Sydney
テーマ ピコ秒レーザーとマイクロニードルRFを組み合わせた光老化治療「サイノグロー(CynoGlow)」の解説
オーストラリア・シドニーのDolton houseで開催された「Cynosure EXCHANGE in Sydney」にて、「光老化」をテーマに講演しました。
蓄積したダメージに応じてエネルギーのバランスを調整することが、光老化ケアの効果を引き出す鍵になるという考え方。
4. 2024年 7〜9月



2024年8月31日
日本美容皮膚科学会2024
テーマ Sofwave™(Thermal Thread Technique®)、PICOSUREpro、Windscellに関する3講演
台風接近により開催地の名古屋国際会議場への到着が懸念された日本美容皮膚科学会2024にて、3つのテーマで講演を行いました。
機器の性能を最大限に引き出すには、照射距離や層の使い分けなど基本のポイントを正しく理解し管理することが重要だという学び。



2024年9月7日
PICOSUREpro 中国新商品発表会
テーマ PICOSUREproの中国市場デビューと新商品発表会・ボードミーティングでの技術解説
開発段階から関わってきたPICOSUREproが、当院での第1号機導入から約3年を経て中国デビューを迎え、中国の主要メディア「人民日報ビル」で行われた新商品発表会に紹介されました。
開発段階から携わってきた機器が国境を越えて広がっていくことへの誇りと、今後も高品質な治療提供に努める姿勢。



2024年9月12日
ISDS(国際皮膚美容外科学会)2024
テーマ PICOSUREproとボライト注入を組み合わせた「肌質改善・透明感」アプローチの紹介
台湾・高雄で開催された国際皮膚美容外科学会(ISDS)にて、大会会頭Dr. Peter Pengからの依頼を受け「肌質改善」をテーマに講演しました。
一つの治療にとどまらず組み合わせを工夫することで、単独では得られない相乗効果が期待できるという考え方。
5. 2024年 10〜12月



2024年10月4日
自費研フェスティバル
テーマ PICOSUREproを選ぶ理由と、その特長についての講演
自費診療に特化したイベント「自費研フェスティバル」からの依頼を受け、台湾のDr. Shang Li Linとともにセッションを行い、PICOSUREproについて講演しました。数あるピコレーザーの中でPICOSUREproを選ぶ理由として、755nmの波長とフルエンス調整機能でメラニンを的確に破壊しながら周囲の肌への負担を抑え、コラーゲン・エラスチンの生成を促進できる点を紹介し、従来のピコシュアに比べて少ない回数での治療が可能になったと説明しました。サイノシュアのグローバルKOLとして6年以上活動を共にしてきたDr. Linとは「患者メリットを最大化する」という考え方を共有しており、セッション後には今後の美容医療のあり方についてインタビューも行われました。
医療技術が進歩しても、患者さんのメリットを優先する考え方は変わらないという信念。

2024年10月28日
Cynosure APAC Summit 2024
テーマ PICOSUREproとPOTENZAを用いた最新治療法についての講演
アジア太平洋地域の美容医療専門家が集う「Cynosure APAC Summit 2024」が2024年10月26・27日にバンコクで開催され、400名以上の医師が参加する中、サイノシュアのグローバルKOLとしてPICOSUREproとニードルRF「POTENZA」について講演しました。
難治性の肌悩みに対しても、新たな治療の可能性を専門家同士で共有していくことの意義。



2024年10月31日
KOREA DERMA 2024
テーマ 部分痩身セッションの座長、Facial Contouring講演、Thermal Thread Technique®の発表
昨年に続き依頼を受け、「KOREA DERMA 2024」にて演者および座長を務めました。
国際学会という場だからこそ得られる、国や立場を超えた専門家同士の率直な意見交換の価値。



2024年11月10日
AMWC JAPAN 2024
テーマ 「美容医療と幸福度」に関するセッションの座長、およびPICOSUREproの長期臨床成績についての講演
国際美容医療学会AMWCの日本開催「AMWC JAPAN 2024」に、副院長 奥美香子とともに演者・座長として参加しました。
美容医療は見た目の改善だけでなく人生の幸福度にも貢献しうる分野であるという手応えと、これからも臨床・研究・教育を続けていく決意。
TREATMENT INFORMATION
治療について
- 施術名
- この記事の講演で紹介した治療:サイノグロー(ピコシュアプロ+ポテンツァプライム)、ポテンツァプライム、ソフウェーブ(Thermal Thread Technique®)、ピコシュアプロ
- 診療区分
- 自由診療(保険適用外)
- 使用量・部位
- この記事でご紹介したのは講演の内容で、特定の症例の治療内容を示すものではありません。照射の範囲・設定・回数、組み合わせるかどうかは、診察で肌の状態を確認したうえで個別に決めます。
- 公式料金の目安
-
サイノグロー(ピコシュアプロ+ポテンツァプライム)
全顔 1回 181,500円
PICOSURE pro
全顔 1回 82,500円
ポテンツァプライム
全顔 1回 154,000円
ソフウェーブ
上顔面・中顔面・下顔面 各1回 110,000円
全顔+あご下 1回 330,000円上記はクリニック公式案内の料金の目安です(税込・2026年10月20日時点)。サイノグローは、ピコシュアプロとポテンツァプライムを同じ日に組み合わせる場合の料金です。ピコシュアプロ・ソフウェーブで麻酔を行う場合は、麻酔代が別途かかります。診察・診断料は施術費用とは別に発生します(初めてご来院の方11,000円、前回のご来院から24か月以内の方1,100円、25か月以上の方11,000円)。講演当時の記事に記載していた料金は当時のもので、現在の料金とは異なる場合があります。料金や内容は変更される場合があります。
- 主な副作用・リスク
- PicoSure Proでは、皮膚の不快感、赤み、腫れ、点状出血、内出血、水疱、かさぶた、膿疱、色素沈着、色素脱失、熱傷、瘢痕、感染、アレルギー反応などが起こることがあり、シミの部分が一時的に濃く見えることがあります。ポテンツァプライムでは、照射時の痛み、一時的な赤み・むくみ・点状出血・かさぶた・内出血のほか、感染や色素沈着が起こることがあります。ソフウェーブでは、照射中の熱感や痛み、照射後の赤み・紅斑、腫れ・浮腫、皮膚の張り感、乾燥などが起こることがあり、まれにやけど、痺れ、内出血、神経損傷が生じる可能性があります。妊娠中・授乳中の方、ペースメーカー等の医療機器を体内に埋め込んでいる方は、照射治療を受けられない場合があります。複数の機器を組み合わせる治療の有効性・安全性は十分に確立されていません。適応、回数、ダウンタイムには個人差があります。
- 未承認医療機器に関する事項
- 【ポテンツァプライム/POTENZA PRIME・Jeisys Medical Inc.(韓国)】本治療に使用するポテンツァプライムは、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。ポテンツァプライムは、製造元からの依頼にもとづき、当院で評価を目的として使用しています。旧機種のポテンツァは、国内販売元であるサイノシュアー・ルートロニック株式会社を通じて入手しています。同じシリーズの機器として、Jeisys Medical Japan株式会社の「ポテンツァBASIC」(承認番号 30500BZI00042000、一般的名称:治療用電気手術器)が、2023年12月に「審美性の改善のための皮膚のフラクショナルリサーフェシングを目的とした軟組織の凝固及び蒸散」を使用目的として承認されています。当院で使用しているポテンツァプライムは、この承認品ではありません。旧機種のポテンツァは、米国FDAの510(k)クリアランス(K192545ほか:皮膚科・一般外科の処置における電気凝固と止血)と、韓国MFDS(食品医薬品安全処)の承認を受けています。ポテンツァプライムとしての各国の承認状況は、現在確認中です。紅斑、腫脹、感染、色素沈着、熱傷などが報告されています。【PicoSure Pro】国内承認医療機器です(承認番号 30500BZX00079000/一般的名称:アレキサンドライトレーザ/使用目的又は効果:体表面の表在性及び深在性良性色素性病変の治療、又は外傷性並びに入墨による刺青の蒸散及び除去。ニキビ痕・毛穴・小ジワ・肌質を目的とする照射は適応外使用です)。【ソフウェーブ】現在は国内承認医療機器です(承認番号 30700BZX00082000/一般的名称:皮膚引締め用超音波照射器/承認された使用目的:中等度又は重度の顔面及び頚部のしわの改善。引き上げ(たるみ)、毛穴、肌質、ニキビ痕、肝斑などを目的とする使用は、承認された使用目的の範囲外の適応外使用です。医師が必要性とリスク、ほかの選択肢をご説明し、同意をいただいたうえで行います)。
よくある質問
2024年に、奥謙太郎院長が登壇した主な学会・講演は?
2024年は国内外で10件の講演・発表会・座長を務めました。海外ではASLMS2024(米国レーザー医学会・ボルチモア)、メルボルンのRound Table DiscussionとCynosure EXCHANGE in Sydney(オーストラリア)、中国でのピコシュアプロ新商品発表会、ISDS 2024(台湾・高雄)、Cynosure APAC Summit 2024(タイ・バンコク)、KOREA DERMA 2024で講演しました。国内では日本美容皮膚科学会2024(名古屋)、自費研フェスティバル、AMWC JAPAN 2024に登壇しました。
ASLMS2024では、何を発表しましたか?
高周波(RF)機器DENZAによるたるみ治療、ソフウェーブとThermal Thread Technique®による肌質の治療、そしてピコシュアプロ・ソフウェーブ・DENZAを組み合わせる複合治療「Multi-aspected facial contouring」の3つを講演しました。複合治療は「色」をピコシュアプロ、「肌質」をソフウェーブ、「形」をDENZAが担うという考え方で、コンセプトが新しいとして学会から教育講演での依頼を受けました。2019年から毎年参加しているASLMSで、6年続けての発表でした。効果には個人差があります。
Thermal Thread Technique®(TTT)とは何ですか?
超音波機器ソフウェーブを使う、院長 奥謙太郎が考案した照射法です。超音波の熱エネルギーを皮膚の中で「スレッド(糸)」のように連結し、「斜め上への引き上げ」と「肌質改善」を同時に目指します。2024年はASLMS2024、日本美容皮膚科学会2024、KOREA DERMA 2024で発表し、論文が『Lasers in Surgery and Medicine』に掲載されました。引き締めや肌質を目的とする照射はソフウェーブの承認範囲外(適応外使用)で、感じ方や効果には個人差があります。
ピコシュアプロの講演では、どんなことを話しましたか?
メラニンが壊れるエネルギーの境目(閾値)の周囲で照射し、メラニンを壊しながら周りの肌への負担を抑えるという、効果と副反応のバランスのとり方を中心にお話ししました。日本美容皮膚科学会2024では、ハンドピースが皮膚からわずかに離れるだけで照射エネルギーが意図の2倍程度に増幅されうるという、照射距離の基本も取り上げました。AMWC JAPAN 2024では、長期の臨床成績をまとめて講演しました。必要な回数や効果には個人差があります。
サイノグロー(CynoGlow™)とは、どんな治療ですか?
ピコ秒レーザーのピコシュアプロと、マイクロニードルRFのポテンツァを組み合わせる、院長 奥謙太郎が開発した治療法です。ピコシュアプロで紫外線によって蓄積したシミに働きかけ、ポテンツァでダメージを受けたコラーゲンやエラスチンの再生を目指します。2024年はシドニーのCynosure EXCHANGEで「光老化」をテーマに講演しました。現在使用しているポテンツァプライムは国内未承認医療機器で、承認状況・リスク・料金はこの記事の「治療について」に記載しています。
AMWC JAPAN 2024の「美容医療と幸福度」のセッションとは?
副院長 奥美香子が演者として美容医療と幸福度に関するデータを示し、院長 奥謙太郎が座長を務めたセッションです。皮膚科医と形成外科医の夫婦で同じセッションを担当したのは、キャリアで初めてでした。示されたデータでは美容医療の治療と幸福度の間に相関がみられましたが、因果関係を示すものではありません。
講演で紹介した治療は、ヒルズグレイスクリニックで受けられますか?
講演で扱ったピコシュアプロ、ソフウェーブ、ポテンツァプライム、ウィンセル、スキンバイブ(旧ボライトXC)は、横浜あざみ野のヒルズグレイスクリニックの公式サイトの各治療ページでご案内しています。いずれも自由診療(保険適用外)で、ポテンツァプライムは国内未承認医療機器です。どの治療が合うか、組み合わせるかどうか、回数や費用、起こりうる副作用は、診察で肌の状態を確かめて適応を判断したうえでご説明します。
おわりに
学会や講演でお伝えしていることは、診察室で一人ひとりの患者さんに向き合うときの考え方と同じです。機器の設定や治療の順番には理由があり、その理由を海外の医師と共有し、議論を重ねることで、当院の治療も更新されてきました。この記録が、治療を検討される方の判断材料の一つになれば幸いです。
シミ・たるみ・肌質のお悩みは、横浜あざみ野のヒルズグレイスクリニックまでご相談ください。診察のうえで、一人ひとりに合った治療の組み立てをご提案します。カウンセリングのご予約はこちら →







