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ソフウェーブの真価とは ― リフトアップだけで終わらない、肌育の土台づくり
この記事の要点
ソフウェーブは、たるみ治療の機械としてだけでなく、肌そのものの働きを立て直す「土台づくり」の治療として捉えると真価が見えてきます。 ソフウェーブの真価は、独自のヒートパターンによる引き締め効果だけでなく、Biomodulation(細胞の活性化)とThermal Thread Technique®によって、肌育・毛穴・ごわつき・肝斑など幅広い悩みのベースを整えるという考え方です。この記事では、ソフウェーブがなぜ「まず最初に整える治療」になりうるのかを、患者さん向けにわかりやすくご紹介します。

はじめに
「たるみが気になるけれど、どの治療を選べばいいかわからない」「これまでいろいろ試したけれど、満足できる変化を感じられなかった」──そのようなお悩みをお持ちの方にこそ、知っていただきたい治療があります。
それが、ソフウェーブ(SofWave)です。私がソフウェーブに惹かれた理由は、単に「引き上がる機械」だからではありません。肌の土台を整えながら、次の治療の効き方まで変えていける可能性を感じたからです。

2025年日本美容皮膚科学会では、ソフウェーブのライブデモンストレーション講師を務め、照射設計や手技の考え方を共有する機会をいただきました。この記事でも、そのときにお伝えした「どこに、どのように熱を入れるか」が結果を左右するという視点を、患者さん向けに整理しています。
本記事は、これまでの臨床経験をもとに患者さん向けへ再構成したものです。診察では、お悩みを「引き上げるべきか」「肌質を整えるべきか」「まず炎症やダメージから回復させるべきか」という順番から考えることを大切にしています。
1. なぜソフウェーブに惹かれたのか
私はこれまで数多くのエナジーベースデバイスを扱ってきました。その中で、ソフウェーブのシミュレーションデータや熱の拡散データを初めて見たとき、「これは今までの機械とは全く違う」と直感しました。
違いの本質は、熱の届け方にあります。真皮に必要なエネルギーを、表面ダメージをできるだけ抑えながら届けられる設計によって、施術直後から輪郭の引き締まりを実感しやすいだけでなく、その後の肌のベースづくりにもつなげやすいと考えています。

「機械を変えても手応えがない」という方ほど、出力の強さだけではなく、どこに、どのような熱が入るかで結果が変わることを知っていただきたいと思っています。
2. 肌育は「肥料」より前に、エネルギーの土台が必要です
現在は「肌育」製剤としてさまざまな注入治療が広がっています。けれど、肌育を「花が咲くまで」にたとえるなら、注入剤は肥料にあたります。肥料が生きるためには、その前に太陽の光が必要です。
肌にとってその「太陽の光」にあたるのが、細胞が働くための適切な熱エネルギーです。熱が強すぎれば負担になりますし、足りなければ細胞は十分に応えられません。私が重視しているのは、必要な場所に、必要な量だけ、過不足なく熱を入れることです。
この考え方が、Biomodulation(バイオモデュレーション)です。細胞、特に線維芽細胞やミトコンドリアの働きを後押しし、肌が自分で回復しやすい状態をつくる。ソフウェーブはこの土台づくりに向いた機器だと考えています。

3. Thermal Thread Technique®が、結果の差をつくります
同じ機器でも、結果は「熱の与え方」で変わります。一部分だけに密に重なってもいけませんし、全体に疎に入っても十分な変化は出ません。全体へ必要量を均一に届けるために、当院ではThermal Thread Technique®(TTT)という照射の考え方を大切にしています。
前顔だけでなく、顎下から首、必要に応じてデコルテまで連続性を意識して照射し、首の中心線のような打ちにくい部位もテンションのかけ方やハンドピースの当て方を工夫しながら、非照射面ができるだけ少なくなるよう調整します。
さらに、痛みへの配慮やハンドピースの細かな動かし方まで含めて、患者さんの負担を抑えながら結果を引き出す設計が重要です。ソフウェーブの価値は機械名だけではなく、照射設計と実際の手技まで含めてはじめて成立します。


4. 出力は「強ければよい」ではありません
ソフウェーブの効果を最大化するには、目的に応じたエネルギー設定の使い分けが欠かせません。たるみの引き締めを狙うのか、肌育として細胞機能の立て直しを優先するのかで、適切な出力の考え方は変わります。
たとえば私が肌育目的で細胞機能そのものを底上げしたいと考えるときには、あえて3.0〜3.2ジュール程度の低めの設定を選ぶことがあります。高出力で「攻める」ことだけが正解ではなく、今の肌に無理がないか、何を優先する局面かを見極めて繊細に調整することが重要です。
医師の役割は、機械を当てることではなく、その方の肌にとって意味のある熱設計を行うことだと考えています。

5. ソフウェーブは、こんなお悩みのベース治療になります
ソフウェーブは、しわやたるみの引き上げだけでなく、肌質改善の土台を整える治療として力を発揮します。
- リフトアップだけでなく、肌全体の質感も底上げしたい方
- 毛穴、ごわつき、ニキビ痕など、治療の選び方に迷いやすい肌悩みがある方
- 注入治療や他のデバイス治療の効果を、より生かしやすい肌状態へ整えたい方
- 肝斑を含め、刺激の入れ方に慎重さが必要な肌悩みを抱えている方
もちろん、すべての方に同じ方法が適するわけではありません。ただ、ベースラインが整っていない肌に治療を重ねるより、先に土台を整えてから次の一手を考えるほうが、結果として遠回りに見えて最短になることは少なくありません。
6. ソフウェーブが選ばれる理由
- 独自のヒートパターンにより、施術直後から輪郭の変化を実感しやすい
- Biomodulationの考え方で、肌育や肌質改善の土台づくりに活かしやすい
- Thermal Thread Technique®(TTT)は、私が開発した照射メソッドで、顔から首まで連続性を意識した照射設計ができる
- 目的に応じた出力設計で、引き締めと肌へのやさしさのバランスをとりやすい

Thermal Thread Technique®(TTT)は、私が開発した治療メソッドであり、その考え方と臨床的な有用性は国際医学誌にも論文として掲載されました。
「なんとなく元気がない肌を立て直したい」「引き締めたいけれど、肌質も一緒に整えたい」そのような方にこそ、ソフウェーブの真価を感じていただけるのではないかと思います。
よくある質問
ソフウェーブは、たるみ治療だけの機械ですか?
いいえ。たるみの引き締めに加えて、肌そのものの土台を整える治療として活用できる点が大きな特徴です。私はBiomodulationの観点から、肌育や肌質改善のベース治療としても重要だと考えています。
肌育目的では、低めの出力を選ぶことがあるのですか?
あります。目的がリフトアップ中心か、細胞機能の立て直しかによって、適切な出力の考え方は変わります。肌の状態と治療目標を診察で見極め、必要に応じて3.0〜3.2ジュール程度の低めの設定を選ぶことがあります。
毛穴や肝斑のような悩みも相談できますか?
はい。毛穴、ごわつき、ニキビ痕、肝斑など、単一の治療だけでは選びにくい悩みこそ、肌の土台から見直す発想が役立つことがあります。ただし適応は肌状態によって異なるため、診察のうえで方針を決めます。
ソフウェーブの価格・施術詳細
ソフウェーブは自由診療です。当院の公式メニューでは、照射範囲に応じて次のようにご案内しています。
| 施術部位 | 価格(税込) |
|---|---|
| 全顔+あご下 | 330,000円 |
| 全顔+あご下+首 | 440,000円 |
| 首 | 110,000円 |
| 上顔面 | 110,000円 |
| 中顔面 | 110,000円 |
| 下顔面 | 110,000円 |
| 顎下 | 110,000円 |
※ 初診料・再診料、麻酔代は別途必要です。
施術時間の目安は、全顔〜顎下までで約20分、首まで含める場合は約30分です。照射中は熱感や痛みを感じることがあり、ご希望に応じて外用麻酔をご案内しています。
治療をご検討の方へ
効果の感じ方や持続期間には個人差があり、すべての方に同じ結果が得られることを保証するものではありません。
照射直後は赤みや線状の浮腫が一時的に出ることがあり、施術後は皮膚の張り感や軽い違和感が数日から数週間続くことがあります。まれに、やけど・しびれ・内出血などの副反応が生じる可能性があります。
妊娠中・授乳中の方、ペースメーカーなどの医療機器を使用中の方、「金の糸」の施術歴がある方、過去2週間以内にピーリングやトレチノインなど強い角質剥離作用のある外用薬を使用された方は、治療をお受けいただけない場合があります。適応は診察で確認のうえご案内しています。
「どの範囲で照射するのがよいか」「リフトアップと肌質改善のどちらを優先すべきか迷っている」という方は、横浜あざみ野のヒルズグレイスクリニックまでご相談ください。お肌の状態を拝見したうえで、ソフウェーブが適しているか、照射範囲や出力設計まで含めて丁寧にご説明します。カウンセリングのご相談はこちら →








