脱毛も、チーム医療。医師が照射するレーザー脱毛という選択

クリニック

GRACE JOURNAL

思春期からVIOまで。医師とスタッフが支える医療脱毛

ヒルズグレイスクリニック 副院長 奥美香子

監修・執筆:奥 美香子

ヒルズグレイスクリニック 副院長

形成外科医/注入指導医・アラガン・エステティックス ジャパンファカルティー。更年期以降の顔の変化を専門とし、CrossTALK® protocol(J Cosmet Dermatol 2025)筆頭著者。 医師プロフィールを見る →

この記事の要点

ヒルズグレイスクリニックでは、開院当初から医療脱毛を行っています。診察だけでなく、ダイオードレーザー「Vectus(ベクタス)」による照射も医師が担当。思春期の脱毛やVIO(デリケートライン)など、繊細なお悩みに向き合いながら、スタッフは麻酔・冷却・振動を用いた介助で治療を支えます。

はじめに|開院当初から続けてきた医療脱毛

エイジングケアのイメージが強いヒルズグレイスクリニックですが、実は開院当初から続けてきた治療があります。

医療レーザー脱毛です。

脱毛は、ただレーザーを当てればよい治療ではありません。肌の色調、毛の太さや密度、照射する部位によって、適切な設定や通院の間隔は変わります。だからこそ当院では、医師が診察し、自らレーザーを照射しています。

1. 医師が診て、医師が照射する

ヒルズグレイスクリニックの医療脱毛では、医師が肌の状態と毛質を確認し、照射の可否や出力を判断します。照射を行うのも医師です。

敏感肌の方や未成年の方、デリケートな部位の脱毛など、不安を言葉にしづらいときにも、診察から照射まで一貫して相談できる体制を大切にしています。

美香子医師が患者を診察し、保護ゴーグルを着用して腕へ脱毛レーザーを照射する2場面の図
ヒルズグレイスクリニックでは、医師が診察からレーザー照射まで担当します。

2. ダイオードレーザー「ベクタス」で治療を設計する

使用するのは、ダイオードレーザーVectus(ベクタス)です。皮膚の色調、毛の太さ、毛の密度などを確認し、照射設定を決めていきます。

毛には成長期・退行期・休止期という「毛周期」があるため、1回ですべての毛を処理することはできません。当院では毛質や部位を診ながら、必要以上に回数を重ねない治療計画を目指します。通常は5〜6回程度が一つの目安ですが、必要な回数や期間には個人差があります。

3. 思春期の脱毛|自己処理による肌負担を減らすために

思春期になると、ワキや腕、脚の毛が気になり、繰り返し自己処理をする方も増えてきます。カミソリなどによる自己処理は、赤みや肌荒れにつながることがあります。

当院では、未成年の方も医療脱毛をご相談いただけます。初診時には親権者の方の同伴と、施術同意書への署名が必要です。成長期は毛の状態が変化しやすいため、肌状態だけでなく、通院の時期や目的についても保護者の方と一緒に確認します。

思春期のワキ・ひじ下・ひざ下脱毛を親子と美香子医師が相談する図
思春期の脱毛では、ご本人のお悩みと成長期の肌を保護者と一緒に確認します。

4. VIO脱毛|話しにくいことを、話せる医療へ

VIOは、自己処理の難しさや肌トラブルについて人に相談しづらい部位です。日々のお手入れを楽にしたいという方だけでなく、将来の生活や介護を考え、脱毛を検討される方もいらっしゃいます。

デリケートな部位だからこそ、医師が肌の状態を確認しながら照射します。形や毛量についての希望も伺い、一人ひとりに合わせて治療方針を検討します。

Vライン・Iライン・Oラインの位置をそれぞれ示したデリケートライン脱毛の模式図
V・I・Oそれぞれの範囲やご希望を、プライバシーに配慮しながら確認します。

5. 麻酔・冷却・振動|負担に配慮する“三種の神器”

照射を担当するのは医師ですが、その治療を隣で支えるのがスタッフです。

部位や状態に応じて麻酔、冷却、振動を使い分けます。どこを冷やすか。いつ振動を加えるか。次の照射へどう備えるか。わずかなタイミングの違いが、患者様の感じ方に影響します。

麻酔・冷却・振動を用いてレーザー脱毛の負担に配慮する医師とスタッフの図
麻酔・冷却・振動を使い分け、医師の照射をスタッフが細やかに支えます。

6. お母様から、お父様へ。ご家族からの紹介も

ヒルズグレイスクリニックでは、ご家族からの紹介をきっかけに受診される方もいらっしゃいます。

お母様はエイジングケア、お父様はヒゲ脱毛やシミ治療、お嬢様はワキ脱毛。ご家族それぞれの異なるお悩みを、同じクリニックでご相談いただくケースもあります。

一人の受診から家族の相談へ、美香子医師が母娘の話を聞く家族相談の図
ご家族それぞれの異なるお悩みを、同じクリニックでご相談いただくケースもあります。

脱毛も、チーム医療

美香子先生が医療脱毛を照射し、スタッフが冷却と振動で介助する院内レッスン
脱毛レーザー介助レッスン。医師の照射をスタッフが冷却と振動で支えます。

今回院内で行ったのは、介助レッスン。できるだけ負担に配慮しながら治療を受けていただくために、細部の動きまでチームで確認しました。

医師が肌と毛質を見極め、レーザーを照射する。その一発一発を、スタッフの細やかな介助が支える。

ただ毛を減らすことだけではなく、できるだけ負担に配慮しながら、納得できる治療につなげること。今日も私たちは、細部へのこだわりをチームで磨いています。

医療脱毛の治療情報

  • 使用機器:Vectus(ベクタス)/ダイオードレーザー
  • 診療区分:自由診療(保険適用外)
  • 回数・期間:通常5〜6回程度、数か月〜1年程度が目安。部位・毛質・肌状態により異なります。
  • 施術間隔:身体は1.5〜2か月に1回、顔は1か月に1回程度が目安です。
  • 主な費用例:両ワキ1回13,200円、Vライン1回33,000円、Iライン1回16,500円、Oライン1回16,500円、デリケートプラン(V・I・O)1回46,200円(いずれも税込)。通常5〜6回を受ける場合の施術料金例は、両ワキ66,000〜79,200円、デリケートプラン231,000〜277,200円(税込)です。
  • 診察・麻酔費:初診料11,000円、再診料5,500円。希望時は麻酔クリーム代5,500円が別途かかります。
  • 主な副作用・リスク:紅斑、浮腫、火傷、色素沈着、毛嚢炎などが生じることがあります。
  • 未承認医療機器について:Vectusは日本国内で薬機法上の承認を得ていない医療機器です。国内代理店を通じて入手し、米国FDAではダイオードレーザーによる脱毛治療の適応で承認されています。同一性能を有する国内承認機器はありません。

医療脱毛の詳しい料金・治療情報はこちら

よくある質問

未成年でも医療脱毛を受けられますか?

ご相談いただけます。初診時には親権者の方の同伴と、施術同意書への署名が必要です。

VIOだけでも相談できますか?

はい。Vライン・Iライン・Oラインを個別に相談できるほか、V・I・Oを組み合わせたデリケートプランもあります。

何回くらい通いますか?

通常5〜6回程度が一つの目安ですが、部位や毛質、肌状態などによって異なります。医師が毛の状態を確認し、照射時期をご案内します。

おわりに

医療脱毛は、毛だけを見る治療ではありません。肌の状態、毛質、通院の時期、そして治療に対する不安まで、一人ひとり異なります。

医師が診て照射し、スタッフが細やかな介助で支える。ヒルズグレイスクリニックでは、この連携を大切にしながら、思春期の脱毛からVIOのご相談まで丁寧に向き合っています。

※本記事は医療脱毛に関する一般的な情報提供を目的としています。治療効果、必要回数、痛みの感じ方には個人差があります。医療脱毛は自由診療(保険適用外)です。適応や照射設定は診察のうえで判断します。

思春期の脱毛やVIOなど、話しにくいお悩みも診察時にご相談ください。肌と毛の状態を確認し、治療方法と必要な回数の目安をご説明します。

カウンセリングを予約する

奥美香子 副院長

奥 美香子(おく みかこ)/ヒルズグレイスクリニック 副院長・形成外科医

年齢とともに起こる変化を、顔面解剖を基盤に、皮膚・脂肪・筋肉・骨格に起こる加齢変化として読み解き、顔全体のバランスから、その方に必要な治療を設計しています。目指すのは、見た目の変化をきっかけに気持ちが前を向き、日々の行動まで軽やかになるような、自然で調和のとれた変化です。診療では、顔の悩みだけを切り取らず、更年期前後に起こる女性ホルモンの変化や、肌・心・体の揺らぎにも目を向けます。40代以降は、肌をつくり支える細胞の働きが変化し、これまでと同じ治療でも十分な反応が得られないことがあります。だからこそ、まず肌が治療に応えられる状態を整える。この考え方を「CrossTALK® protocol」として体系化し、筆頭著者として2025年にJournal of Cosmetic Dermatologyに発表しました。2016年より、ボトックスビスタやジュビダームを展開するアラガン・エステティックス ジャパンファカルティーの一員として、また注入指導医として、医師への教育・指導にも携わっています。「美容医療は患者を幸せにするのか」という問いについては、大学との共同研究を通じて探究を続けています。必要な治療を、必要な順番で、必要な分だけ。年齢とともに変化する顔と人生に寄り添い、長く信頼して相談できる「美容のかかりつけ医」でありたいと考えています。詳しいプロフィール →

GRACE JOURNAL

グレイスジャーナルは、ヒルズグレイスクリニック(横浜)の医師によるブログ。美容医療のトレンドや最新の治療法、厳選美容アイテムなどをご紹介。

注目の特集連載
GRACE JOURNAL

グレイスジャーナルは、ヒルズグレイスクリニックの医師によるブログです。美容医療の最新トレンドや治療法、おすすめの美容アイテムなどの情報をお届けします。

ヒルズオンラインショップの商品一覧
ランキング
  1. 1

    シスペラ トータルスキン完全ガイド ― 成分・飲み方・価格・続け方を医師が解説

  2. 2

    体も顔も、急に変わった更年期に。49歳がヒアルロン酸注入を相談するまで

  3. 3

    「ここが、私のホームになった。」戸井田綾さん

  4. 4

    500症例から見えたソフウェーブ施術の核心

  5. 5

    迷ったらこれ!医師厳選・1日1粒の糖化ケアサプリ、選び方を解説

  6. 6

    ピコシュアをこの1年間で700人に使用してわかったこと

  7. 7

    50代|嫌だった美容室の鏡を、もう一度見に行った|初めてのヒアルロン酸とソフウェーブ

  8. 8

    30代|子育て中に気づいたほうれい線|初めての注入治療

  9. 9

    ベビーコラーゲンで1年後の肌はどうなったか

  10. 10

    更年期、肌より先に腸が変わる|閉経の2年半前から始まること

患者様の声

実際に施術を受けた患者様の声を施術別に掲載した公式口コミサイト「BEAUTY NAVI」です。

TOP
CLOSE
診療予約はこちら