この記事の要点
出産と子育てに向き合う日々のなかで、ほうれい線が深くなっていることに気づいた35歳の患者様が、ヒルズグレイスクリニックでヒアルロン酸注入治療と、額・眉間のボトックス注射を受けました。ご相談は一本の線から始まりましたが、診察で確かめたのは顔全体の構造です。受診のきっかけから、施術直後にご本人が話した言葉までをたどり、記事の終盤に施術前後の比較写真を掲載しています。
患者様ご本人の感想を紹介する記事です。治療結果や感じ方には個人差があり、同じ変化を保証するものではありません。
鏡に映った自分の顔に、ショックを受けた

出産を経て、子育てに向き合う毎日。ふと鏡を見たとき、以前よりもほうれい線が深くなっていることに気づいたそうです。その顔を見た瞬間は、ショックだったといいます。
家族の小さな変化にはすぐ気づくのに、自分の顔のことは後回しになっている。子育ての時期には、そういうことが起こります。だからこそ、久しぶりに正面から見た自分の顔は、記憶にある顔とずれていました。
当院にいらしたとき、患者様のご相談ははっきりしていました。ほうれい線が、ずっと気になっている。目的の決まった、迷いのない一言でした。
※プライバシー保護のため、本文中のイラストはご本人のお写真をそのまま再現せず、雰囲気を参考に顔立ちなど一部を変更しています。
「ほうれい線が気になる」から始まっても、診察では顔全体を見ます
けれど診察で私が確かめたのは、その線そのものではありませんでした。
ほうれい線は、皮膚に刻まれた一本の溝であると同時に、その上にある頬がどれだけ支えられているかの結果でもあります。頬の位置が下がれば、同じ皮膚でも折り目は深く見えます。だから、線だけを見て埋める場所を決めることはしません。
診察で見ているのは、骨格、皮下組織、筋肉の動き、皮膚の状態、そして左右差です。正面からだけでなく、斜めから、横から。黙っているときと、話したり笑ったりしているとき。そのうえで、どこに置けば顔全体の見え方が動くのかを考えます。

診察では、気になる線だけでなく、顔全体の構造と動きを確認します。
皮膚の表面に見えている変化の下には、脂肪の区画、表情筋、骨格が重なっています。どの層が変化しているかによって、必要な治療も、置く場所も変わります。
置く場所が決まると、治療の計画はほとんど決まります。あとは、それを当日にどう行うかだけです。
ヒアルロン酸注入治療は、注入する部位に応じて細い針またはカニューレ(先端が丸い管)を使い分けます。ヒルズグレイスクリニックでの所要時間は、注入量によって異なりますが、平均で30分ほどです。
今回使用したのは、ヒアルロン酸製剤のジュビダームビスタ® ボリューマXC 4.0ccと、額・眉間へのボトックス注射です。ヒアルロン酸製剤にはかたさや形の保ち方の違う種類があり、どれを使うかは、悩みの内容と顔の構造に応じて診察のなかで決めています。
注入したあとは、赤みや腫れ、内出血が出ることがあります。それをお伝えしたうえで、施術が終わったところで鏡をお渡ししました。
鏡を見て最初に出てきたのは、ほうれい線の話ではありませんでした
スタッフが「お顔を見て、どうですか」と尋ねました。返ってきたのは、こういう言葉でした。
「すごい、顔が小さくなった感じがして。すごく感動です」
ほうれい線という言葉は、まだ出てきていません。いちばん気にしていた場所ではなく、顔全体についての言葉が先に出てきました。
では、ずっと気にしてこられたほうれい線については、どう感じられたのか。
うれしかったのは、ほうれい線だけではありませんでした

「特にどこがよくなったと感じますか」と尋ねると、こう話してくださいました。
「ほうれい線がずっと気になっていたので、すごく薄くなって、すごくうれしいですし」
けれど、話はそこで終わりませんでした。続けて出てきたのは、ご相談のときには一度も出ていなかった場所の話です。
「目元も、すごく開きづらくなっているなと思っていたので、すごくぱっちりした感じがして、すごく感動しました」
目を開けにくいと感じていたことは、初診では話題に出ていませんでした。相談の言葉になっていなかっただけで、気になってはいたのだと思います。頬が支えられると、その上にある目のまわりの見え方も一緒に変わることがあります。
ここに書いたのは、施術直後のインタビューで患者様ご本人が話した主観的な感想です。腫れや内出血などの経過や、その後の状態を示すものではありません。感じ方には個人差があります。
ご本人が感じた印象と、写真に写っていたものは、同じだったのでしょうか。
CASE PHOTOS
写真で変わっていたのは、線ではなく頬から輪郭にかけてでした
正面

斜め

施術前は、頬の高い位置から下へ向かうにつれて陰影が落ち、鼻から口元にかけての影がそこにつながって見えていました。施術後は、頬から輪郭までのつながりがなだらかになり、その分、口元へ落ちる影が浅くなっています。線を消したのではなく、線を深く見せていた土台の側を変えた結果です。
「感動」という言葉を、二度口にされました

三十秒ほどの短いインタビューのなかで、患者様は「感動」という言葉を二度使われました。一度目は、鏡を見て顔全体を見たとき。二度目は、話題に出していなかった目元の話をしたときです。
相談の入り口は、鏡に映った自分の顔に受けたショックでした。同じ鏡を見て出てきた言葉が、二度の「感動」に変わっていました。ほうれい線が一本消えたかどうかよりも、この差のほうが、私には意味のあることに思えます。
美容医療が、人生のすべてを変えるわけではありません。それでも、鏡を見る時間が少しやさしいものになることは、小さな変化ではないと考えています。
TREATMENT INFORMATION
今回の治療について
- 施術名
- ヒアルロン酸注入治療・ボトックス注射
- 診療区分
- 自由診療(保険適用外)
- 使用製剤・治療内容
- ジュビダームビスタ® ボリューマXC 4.0cc、額・眉間のボトックス注射。使用する製剤の種類、注入する部位、ボトックスを行う部位は、悩みの内容、顔全体のバランス、皮膚や筋肉の状態、ご予算によって変わるため、診察で個別に決めています。
- 公式料金の目安
-

ジュビダームビスタ® ボリューマXC
1.0cc 88,000円

ジュビダームビスタ® ボラックスXC
1.0cc 88,000円

ジュビダームビスタ® ボリフトXC
1.0cc 88,000円

ジュビダームビスタ® ウルトラプラスXC
1.0cc 44,000円

ボトックスビスタ®
1箇所 22,000円
マイクロボトックス 1部位 33,000円
スキンバイブ by ジュビダームビスタ®
1.0cc 66,000円
上記はクリニック公式案内の料金の目安です。今回の患者様に実際に使用した製剤や治療内容、総額を示すものではありません。麻酔代、針代、初診料・再診料などの扱いは、治療前にご確認ください。
- 主な副作用・リスク
- ヒアルロン酸注入では、赤み、腫れ、痛み、内出血、感染、アレルギー反応、しこり、凹凸や左右差などが起こることがあります。まれに血管閉塞・塞栓などの重い合併症が生じる可能性があります。効果は永久に続くものではなく、時間とともに製剤は吸収されます。ボトックス注射では、赤み、腫れ、痛み、内出血、頭痛、筋力低下、表情の左右差などが起こることがあります。症状が気になる場合は、自己判断で様子を見続けず、クリニックへご相談ください。
よくある質問
ほうれい線が気になるとき、その線に直接ヒアルロン酸を入れるのですか?
そうとは限りません。ほうれい線は、その上にある頬がどれだけ支えられているかによって深さの見え方が変わります。線の上に足すことが適している方もいれば、頬の側を支えたほうが線の見え方が変わる方もいます。骨格、皮下組織、筋肉の動き、皮膚の状態、左右差を診察で確認したうえで決めます。
何ccくらい入れるものですか?
決まった量はありません。悩みの内容、顔全体のバランス、皮膚や筋肉の状態、希望する印象、ご予算によって変わります。診察で一つずつ決めていきます。
施術時間とダウンタイムはどのくらいですか?
注入量によって異なりますが、施術そのものは平均約30分です。注入後は赤み、腫れ、内出血が出ることがあり、出方や引くまでの時間には個人差があります。当日の見え方が最終的な状態とは限りません。
効果はどのくらい続きますか?
製剤の種類、注入した部位、代謝によって異なります。数か月から2年程度と幅があり、時間とともに製剤は吸収されます。目安は診察でお伝えします。
料金はどのくらいですか?
公式案内の料金の目安は、ジュビダームビスタ® ボリューマXC・ボラックスXC・ボリフトXCが各1.0cc 88,000円、スキンバイブ by ジュビダームビスタ®が1.0cc 66,000円、ウルトラプラスXCが1.0cc 44,000円です。実際の総額は使用する製剤と量、麻酔・針・診察料などの扱いによって異なります。
副作用やリスクはありますか?
ヒアルロン酸注入では、赤み、腫れ、痛み、内出血、感染、アレルギー反応、しこり、凹凸や左右差などが起こる可能性があります。まれに血管閉塞・塞栓などの重い合併症が生じることがあります。ボトックス注射では、赤み、腫れ、痛み、内出血、頭痛、筋力低下、表情の左右差などが起こる可能性があります。詳しくは施術前の診察でご確認ください。
30代でヒアルロン酸注入治療を受けるのは早すぎませんか?
年齢で決めるものではありません。顔の構造も、変化の出方も、その方によって違います。診察でお顔の状態を確認し、ご希望とご予算を伺ったうえで、今なにかをする必要があるのか、あるとすればどこからかを一緒に整理します。
ほうれい線や頬のあたり、顔全体の見え方について相談したい方は、横浜あざみ野のヒルズグレイスクリニックへ。ご希望とご予算を伺ったうえで、どこから手をつけるかを一緒に整理します。カウンセリングのご予約はこちら
※本記事は、患者様へのインタビューと症例比較素材をもとに構成しています。掲載はご本人の同意を得た範囲に限り、実名、施術日、撮影日は記載していません。ご本人の発言と写真は個人的な体験の記録であり、治療結果を一般化するものではありません。ヒアルロン酸注入治療・ボトックス注射はいずれも自由診療です。施術内容、費用、主な副作用・リスクは、事前の診察とクリニック公式案内でご確認ください。
RESEARCH NOTE
研究記事としての位置づけ
本記事は、「美容医療は人を幸せにするのか」という研究連載の一部です。医療広告ガイドラインに配慮し、患者様の個人的な感想を治療効果や安全性の根拠として一般化せず、研究における一つの語りとして紹介しています。治療を検討する際に必要な情報は、本文中の「今回の治療について」にまとめています。
研究目的
美容医療を受けた患者様が、外見の捉え方や気持ちをどのように語るのかを記述し、施術後の経験と主観的な幸福感の関係を考察することを目的としています。一人の患者様の経験だけから、一般的な治療効果や幸福度の変化を結論づけるものではありません。
調査方法
施術直後の患者様へのインタビューと、施術前後の症例比較素材をもとに、発言の意味を損なわない範囲で読みやすく整えました。掲載しているのは、インタビューでご本人が実際に話した内容と、確認できた素材だけです。ご本人の自己評価は、医学的な測定値でも、比較対照を置いた調査結果でもありません。
倫理・個人情報への配慮
掲載は、患者様ご本人の同意を得た範囲に限っています。実名、施術日、撮影日など個人が特定される情報は掲載せず、症例写真は画像内で目元を匿名化しています。本文中のイラストは、ご本人のお写真をそのまま再現せず、顔立ちなど一部を変更しています。








