更年期、肌より先に腸が変わる|閉経の2年半前から始まること

更年期世代の美容医療

ヒルズグレイスクリニック 副院長 奥美香子

監修・執筆:奥 美香子

ヒルズグレイスクリニック 副院長

鏡に映る変化は、体と心の変化と同じ時間に起きています。更年期という十年におよぶ移行期を、顔・肌・体・心をひとつの絵として診ています。揺らぐ世代が、その人らしく美しく生きるための連載です。

この記事の要点

更年期の腸には、静かな変化が起きています。変わるのは、肌だけではありません。964人の女性を10年以上追いかけた2026年の研究で、腸の壁のゆるみを映す血液の数値が、最後の月経のおよそ2年半前から上がり始め、閉経後6年ほどまで上がり続けることが分かりました。腸の壁がゆるむと、細菌のかけらが少しずつ血液に入り、体の中で小さな炎症がくすぶります。その炎症は、肌のハリをつくる細胞のはたらきを鈍らせます。「同じお手入れなのに、前ほど肌が応えてくれない」という感覚の背景に、お腹の変化があるかもしれません。この記事では、その仕組みと、「発酵したものを、毎日ひと口」を続けやすい形にした当院オリジナルの発酵食品についてお伝えします。

幸わいこうそは食品であり、医薬品ではありません。紹介した研究は海外の女性や健康な成人を対象としたもので、本製品を用いた研究ではありません。感じ方には個人差があります。

1|腸の壁は「網戸」のようなもの

網戸ごしにやわらかな光が差し込み、細かな粒が通り抜けるものとはじかれるものに分かれていく様子を表した淡い水彩イラスト
腸の壁は、必要なものを通し、守るべきものを止める

腸の壁は、体の中と外を分ける最前線です。イメージは、網戸に近いかもしれません。

食べものの栄養は通す。けれど、腸の中の細菌や、そのかけらは通さない。目の細かい網戸のような壁が、腸の内側をずっと守っています。

その網戸の目が粗くなり、通してはいけないものまで通してしまう。それが「リーキーガット(漏れる腸)」と呼ばれる状態です。病名ではなく、腸の壁の状態を表す言葉です。

この網戸のゆるみが、更年期という時期と重なって進む。それを示したのが、次の研究です。

2|964人の女性を追いかけて分かったこと

閉経前から閉経後まで多くの女性を長期にわたり追跡した研究を表す淡い水彩イラスト
閉経の前から後まで、同じ人たちを長く見つめた研究

2026年9月、アメリカの医学誌に発表された研究です。964人の女性から、閉経の前から後まで、くり返し採血をしました。その回数、のべ3,546回。

調べたのは、2つの数値です。腸の壁が傷ついているときに増える数値。そして、細菌のかけらが体に入り込んだときに、免疫が反応して増える数値。どちらも「網戸がゆるんでいるか」を映す数値だと思ってください。

結果は、はっきりしていました。

閉経が近づく前、2つの数値は安定しています。ところが最後の月経のおよそ2年半前から上がり始め、閉経後6年から6年半ほどまで上がり続けたのです。1年あたりの上昇はわずかでも、8年以上にわたって積み重なります。

Shieh A, et al. J Clin Invest. 2026;136(17):e205059。米国の女性を何年も追いかけた研究で、日本人女性のデータではありません。数値の上昇は統計的な傾向で、個々の方に症状があることを意味するものではありません。

閉経前・閉経に向かう時期・閉経後の、女性ホルモンと腸の壁のゆるみの変化(概念図) 閉経前 閉経に向かう時期 閉経後 少ない ← → 多い 時間 最後の月経 女性ホルモン 腸の壁のゆるみを映す血液の数値 上がり始め:最後の月経の約2年半前 ピーク:閉経後 約6〜6.5年
女性ホルモンが下がるのと入れ替わるように、腸の壁のゆるみを映す数値が上がっていく。研究の結果をもとに当院で描き起こしたイメージ図で、実測値のグラフではありません

3|なぜ、更年期に網戸がゆるむのか

女性ホルモンの守りが薄くなり、腸の壁と腸内細菌のバランスが変わっていく様子を表した淡い水彩イラスト
守りが薄くなり、腸の中の環境も、同じ時期に変わっていく

鍵を握るのは、女性ホルモン(エストロゲン)です。

エストロゲンは、肌のうるおいやハリを支えるホルモンとして知られています。でも、はたらく場所は肌だけではありません。腸の壁にもエストロゲンの受け皿があり、壁を守る側にはたらいていると考えられています。

閉経に向かってエストロゲンが減ると、この守りが薄くなります。さらに、腸の中の細菌の顔ぶれも変わっていく。守りが薄くなり、菌の顔ぶれも変わる。網戸がゆるみやすい条件が、同じ時期に重なるのです。Baker JM, et al. Maturitas. 2017;103:45-53

4|漏れたものは、肌までたどり着く

腸の壁から血液を通って肌へつながる流れを、穏やかな光と細い線で描いた淡い水彩イラスト
お腹の変化が、炎症を介して肌にも関わるかもしれない

網戸がゆるむと、細菌のかけらが少しずつ血液に入り込みます。体はこれを見逃しません。免疫が反応し、炎症が起きます。

熱が出るような激しい炎症ではありません。自覚のない、くすぶるような小さな炎症です。少しずつの侵入が毎日続けば、炎症も毎日続きます。

ここからが、肌の話です。

肌のハリをつくっているのは、肌の土台にいる細胞(線維芽細胞)です。エストロゲンは、この細胞を後押ししています。閉経後に肌が乾き、薄くなり、傷の治りが遅くなるのは、その後押しを失うため。閉経後の最初の5年間で、肌のコラーゲンはおよそ30%減るという報告もあります。Affinito P, et al. Maturitas. 1999;33:239-247/Thornton MJ. Dermatoendocrinol. 2013;5:264-270

そこに、くすぶる炎症が加わります。炎症は、この細胞に「つくる」より「壊す」方向の合図を送ります。後押しを失った細胞に、さらにブレーキがかかる。

「同じお手入れなのに、前ほど肌が応えてくれない」。その言葉の裏に、私はこの二重の負荷を見ています。

閉経に向かう女性ホルモンの低下から、腸の壁のゆるみ、細菌のかけらの侵入、くすぶる炎症、肌のハリをつくる細胞へのブレーキ、肌が応えにくくなるまでの6ステップを描いた水彩イラスト
お腹から肌へ。いま考えられている流れ。01〜04は研究で示されている流れ、05〜06は、まだ仮説を含みます
GUT TO SKIN
お腹から肌へ。いま考えられている流れ
  1. 01
    HORMONE

    閉経に向かって、女性ホルモンが揺れながら減る

  2. 02
    GUT WALL

    腸の壁の守りが薄くなり、網戸がゆるむ

  3. 03
    LEAK

    細菌のかけらが、少しずつ血液に入る

  4. 04
    INFLAMMATION

    体の中で、小さな炎症がくすぶり続ける

  5. 05
    SKIN CELLS

    肌のハリをつくる細胞に、ブレーキがかかる

  6. 06
    SKIN

    同じお手入れでも、肌が応えにくくなる

01〜04は研究で示されている流れ。05〜06は、まだ仮説を含みます

5|「何を、どのくらい食べればいいですか」

なぜ、発酵食品なのか

腸の中の細菌は、食物繊維を分解して「短鎖脂肪酸」という成分をつくります。この短鎖脂肪酸は、腸の壁の細胞の主なエネルギー源で、壁を保つはたらきに関わることが分かっています。Koh A, et al. Cell. 2016;165:1332-1345

発酵食品そのものを調べた研究もあります。スタンフォード大学の研究で、健康な大人が10週間、発酵食品(ヨーグルト、キムチ、発酵野菜など)を毎日食べたところ、腸の細菌の種類が増え、体の炎症を映す血液の数値が下がりました。同じ期間、食物繊維を増やしただけの人たちでは、この変化は見られませんでした。Wastyk HC, et al. Cell. 2021;184:4137-4153。対象は健康な成人36名の小規模な研究で、更年期の女性や肌を調べたものではありません。

だから私は、顔の相談でいらした方にもお伝えします。「発酵したものを、毎日ひと口」。

正しいことより、続くこと

そうお伝えすると、ほとんどの方がこう聞き返されます。「何を、どのくらい食べればいいですか」。

納豆、ぬか漬け、味噌、ヨーグルト。答えはいくつもあります。けれど数週間後に伺うと、返ってくるのはこの言葉です。「最初の1週間は続いたんですけど」。

家族の分の食事をつくり、仕事に出て、自分のことは後回しになる年代です。正しいことより、続くこと。この年代には、そのほうが大切だと思うようになりました。

それなら、続けやすい形のものを、自分の目で確かめて用意しよう。そう考えて、発酵の工房とともに仕上げたのが「幸わいこうそ(さきわいこうそ)」です。長く植物発酵を手がけてきた工房のペーストをベースに、私からお願いして原料を足してもらい、当院オリジナルとして仕上げました。88種類の植物原料を、陶製の甕(かめ)で発酵させたペーストです。

草木の中に置かれた幸わいこうその化粧箱。淡い金色のパッケージに筆文字のロゴ
幸わいこうそ。88種類の植物を、陶製の甕で発酵させたペーストです

幸わいこうそは当院が販売する食品で、医薬品ではありません。特定の症状の治療や予防を目的とした製品でもなく、ここから先は、毎日の習慣を続けやすくするための食品のご案内です。

6|安心して飲めるものを届けたい

つくった理由は、この一心です。毎日口にするものだからこそ、安心して飲めるものであってほしい。そして、ちゃんといいものであってほしい。

診察室で「これを続けてみてください」とお渡しできるように、3つのことを自分の目で確かめました。

原料の幅。88種類の植物

ヨモギを中心とした野草に、果物、野菜、海藻。ウコン、ドクダミ、高麗人参、クマザサ、タンポポの根、桑葉、ウメ、キンカン、ショウガ、ゴボウ、コンブ——全部で88種類の植物が入っています。

内訳は、野草類65種、果物類11種、野菜類10種、海藻類2種。ひとつの食材を毎日続けるより、多くの種類を少しずつ。それが私の食事の考え方です。だから原料の幅は、最初に確かめました。このうちいくつかは、当院向けに私からお願いして加えてもらった原料です。

なぜ、種類が多いほうがいいのか。腸内細菌は、菌によって好む食物繊維が違います。同じ食材ばかりでは、その餌を使える菌だけが増える。種類が増えるほど、多くの菌に餌が行き渡ります。週に30種類以上の植物を食べる人は、10種類以下の人より腸内細菌の多様性が高いという1万人規模の調査もあります。McDonald D, et al. mSystems. 2018;3(3):e00031-18。自己申告にもとづく観察研究で、因果を示すものではありません。

ヨモギ、ウコン、ドクダミ、高麗人参、霊芝、クコの実、シソ葉、ウメ、ショウガ、ゴボウ、コンブなど、幸わいこうそに使われている88種類の植物原料の一覧図
幸わいこうそに使われている88種類の植物原料。野草類65種、果物類11種、野菜類10種、海藻類2種(糖類:樹蜜〈国内製造〉・黒砂糖・オリゴ糖/挿絵は素材のイメージです)

発酵の深さ。陶製の甕と、3種類の菌

植物は、発酵を経ると成分が細かく分解され、発酵の過程で新しい成分も生まれます。

この製品は、植物の発酵を専門とする工房で、昔ながらの陶製の甕を使い、3種類の発酵菌でじっくり発酵と熟成を重ねてつくられています。時間も手間もかかるところです。近道をしていない製法であることを、自分の目で確認しました。

続けやすさ。1日1包のペースト

1回分ずつの個包装なので、瓶から量る手間がありません。バッグに入れて持ち歩けます。

ペーストは水分が少ないので、コップ1杯の水と一緒に。朝でも、食後でも、ご自身が忘れない時間で構いません。続けることが目的なのですから。

幸わいこうそのスティックから、濃い飴色のペーストを小さな器に注いでいるところ
1回分ずつの個包装。量る手間がありません

7|成分分析で分かったこと

中身は、分析機関の成分分析(メタボローム解析)で確かめました。糖、アミノ酸、有機酸、ポリフェノールなど、含まれている成分をまとめて調べる方法です。

確認された成分は、合わせて599種類。内訳は次のとおりです。

METABOLOME ANALYSIS
確認された599種類の成分の内訳
  1. 52
    POLYPHENOLS

    ポリフェノール類。キナ酸、ケルセチン、クロロゲン酸など

  2. 82
    AMINO ACIDS

    アミノ酸類。体をつくる基本の成分

  3. 15
    SHORT-CHAIN FATTY ACIDS

    短鎖脂肪酸。酪酸、プロピオン酸など。前の節で紹介した研究は「腸の中で細菌がつくる短鎖脂肪酸」の話で、ペーストに含まれる成分と同じはたらきをするかは分かっていません

  4. 10
    VITAMINS

    ビタミン類。ビタミンB群、ビタミンCなど

  5. 165
    PEPTIDES

    ペプチド類。発酵の過程で生まれた、アミノ酸がつながった成分

  6. 275
    OTHERS

    有機酸、糖類、核酸関連成分、脂質成分など

ペーストに含まれる成分の種類を調べた分析です。含有量や、体内でのはたらきを示すものではありません

8|飲み方と、価格と、注意点

1箱30包入り、税込16,500円。1日1包が目安です。ペーストは水分が少ないので、コップ1杯の水と一緒にお召し上がりください。

白い器に入った幸わいこうその濃い飴色のペーストと、1回分の個包装スティック
1日1包が目安。濃い飴色のペーストです

院内の受付と、当院のオンラインショップで扱っています。

クリニックの受付に並べられた幸わいこうその化粧箱
院内の受付でもお渡ししています

幸わいこうそは食品であり、特定保健用食品・機能性表示食品ではなく、国の許可や届出を受けたものではありません。症状の改善を保証するものではなく、体質により合わない場合があります。原材料にアレルギーのある方、妊娠中・授乳中の方、持病で通院中の方は、事前に医師や薬剤師にご相談ください。腸の症状が続く場合は、消化器内科での診察をお勧めします。

よくある質問

「リーキーガット」は病名ですか?検査で分かりますか?

正式な病名ではなく、腸の壁が通常より通しやすくなった状態を指す通称です。研究では血液の数値で評価しますが、一般の診療で行う検査ではなく、当院でも測定していません。お腹の症状が続く場合は消化器内科での診察をお勧めします。

腸を整えるサプリメントを飲めば、肌の治療の効果は上がりますか?

更年期の腸を整えることで肌の治療効果が上がると示した研究は、現時点ではありません。発酵食品を毎日の食事に取り入れることは勧めていますが、サプリメントの自己判断での併用は勧めていません。

幸わいこうそを飲めば、肌や更年期の症状はよくなりますか?

そのような効果を約束する製品ではありません。医薬品ではなく食品で、腸内環境を整える毎日の習慣のひとつとしてご案内しています。更年期の症状が強い場合は婦人科へ、肌の相談は診察でお受けします。

ヨーグルトや納豆などの発酵食品と一緒にとってもよいですか?

はい、日々の食事の発酵食品と合わせてお召し上がりいただけます。幸わいこうそは、毎日の発酵食品の習慣を続けやすくするための形としてご用意しています。

いつ飲むのがよいですか?飲み合わせの注意はありますか?

1日1包を目安に、ご自身が忘れない時間で構いません。水分が少ないペーストなので、コップ1杯の水と一緒にお召し上がりください。持病で服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、原材料にアレルギーのある方は、事前に医師や薬剤師にご相談ください。

成分が599種類あるということは、それだけ体によいのですか?

成分の種類の多さは、発酵が進んだことを示す目安であって、体への効果を示すものではありません。含有量や体内でのはたらきは、この分析では分かりません。

参考文献

  1. Shieh A, Epeldegui M, Karlamangla AS, Jones R, Pacifici R, Greendale GA. Markers of compromised gut epithelial barrier integrity increase during the menopause transition. J Clin Invest. 2026;136(17):e205059. doi:10.1172/JCI205059
  2. Peters BA. Menopause and “leaky gut”: implications for midlife women’s health. J Clin Invest. 2026;136(17):e209807. doi:10.1172/JCI209807
  3. Baker JM, Al-Nakkash L, Herbst-Kralovetz MM. Estrogen–gut microbiome axis: Physiological and clinical implications. Maturitas. 2017;103:45-53. doi:10.1016/j.maturitas.2017.06.025
  4. Thornton MJ. Estrogens and aging skin. Dermatoendocrinol. 2013;5(2):264-270. doi:10.4161/derm.23872
  5. Affinito P, Palomba S, Sorrentino C, et al. Effects of postmenopausal hypoestrogenism on skin collagen. Maturitas. 1999;33(3):239-247. doi:10.1016/s0378-5122(99)00077-8
  6. Salem I, Ramser A, Isham N, Ghannoum MA. The gut microbiome as a major regulator of the gut-skin axis. Front Microbiol. 2018;9:1459. doi:10.3389/fmicb.2018.01459
  7. Koh A, De Vadder F, Kovatcheva-Datchary P, Bäckhed F. From dietary fiber to host physiology: short-chain fatty acids as key bacterial metabolites. Cell. 2016;165(6):1332-1345. doi:10.1016/j.cell.2016.05.041
  8. Wastyk HC, Fragiadakis GK, Perelman D, et al. Gut-microbiota-targeted diets modulate human immune status. Cell. 2021;184(16):4137-4153. doi:10.1016/j.cell.2021.06.019
  9. McDonald D, Hyde E, Debelius JW, et al. American Gut: an open platform for citizen science microbiome research. mSystems. 2018;3(3):e00031-18. doi:10.1128/mSystems.00031-18

本記事は、閉経前後に起こりうる体と肌の変化を査読済みの医学文献にもとづいて整理したうえで、当院が自ら販売する食品「幸わいこうそ」をご紹介するものです。紹介した研究は海外の女性や健康な成人を対象とした研究であり、本製品を用いた研究ではありません。本製品は医薬品ではなく、疾病の診断・治療・予防を目的とするものではありません。効果を保証するものではなく、感じ方には個人差があります。症状には個人差があり、他の病気が隠れている場合もあります。お腹の症状が続く場合は消化器内科、月経やほてりの症状は婦人科へご相談ください。

奥 美香子 副院長

奥 美香子(おく みかこ)/ヒルズグレイスクリニック 副院長・形成外科医

年齢とともに起こる変化を、顔面解剖を基盤に、皮膚・脂肪・筋肉・骨格に起こる加齢変化として読み解き、顔全体のバランスから、その方に必要な治療を設計しています。目指すのは、見た目の変化をきっかけに気持ちが前を向き、日々の行動まで軽やかになるような、自然で調和のとれた変化です。診療では、顔の悩みだけを切り取らず、更年期前後に起こる女性ホルモンの変化や、肌・心・体の揺らぎにも目を向けます。40代以降は、肌をつくり支える細胞の働きが変化し、これまでと同じ治療でも十分な反応が得られないことがあります。だからこそ、まず肌が治療に応えられる状態を整える。この考え方を「CrossTALK® protocol」として体系化し、筆頭著者として2025年にJournal of Cosmetic Dermatologyに発表しました。2016年より、ボトックスビスタやジュビダームを展開するアラガン・エステティックス ジャパンファカルティーの一員として、また注入指導医として、医師への教育・指導にも携わっています。「美容医療は患者を幸せにするのか」という問いについては、大学との共同研究を通じて探究を続けています。必要な治療を、必要な順番で、必要な分だけ。年齢とともに変化する顔と人生に寄り添い、長く信頼して相談できる「美容のかかりつけ医」でありたいと考えています。詳しいプロフィール →

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