シミを一つ、二つ。そのつもりで来た人が「ノーメイクでも落ち込まない」と言うまで|シミ・肝斑のレーザー治療

美容医療は人を幸せにするのか
ヒルズグレイスクリニック 副院長 奥 美香子

監修・執筆:奥 美香子

ヒルズグレイスクリニック 副院長

本記事は、「美容医療は人を幸せにするのか」を考える研究連載の一部です。ここでは、一人の患者様の語りを、見た目・気持ち・行動の変化を考えるための一つの記録として紹介しています。医学と社会学の視点から、患者様の声を丁寧に見つめます。

この記事の要点

シミを一つ、二つ。それだけ取れたらいい。そう思って来院された患者様の記録です。外資系企業でコンシェルジュマネージャーを務め、ご自分を「仕事柄、辛口評価になってしまう」と話す方でした。肝斑が一緒にあるとき、シミのレーザー治療は順番が変わります。早く進めたいという気持ちと、どう折り合いをつけたのか。そして最後に何を書き残したのかを、ご本人の言葉でたどります。

患者様ご本人の感想を紹介する記事です。治療結果や感じ方には個人差があり、同じ変化を保証するものではありません。本文中のイラストは、ご本人のお写真ではありません。

一つ、二つ、取るだけのつもりで

シミを一つ、二つ。それだけ取れたらいい。そう思って最初に向かったのは、美容クリニックではなく、総合病院でした。

外資系企業でコンシェルジュマネージャーを務める患者様です。人を迎え、要望を聞き、形にする。その仕事をしてきた方が、ご自分をこう評しています。「仕事柄、辛口評価になってしまう」。

自宅の窓辺で手鏡を持ち、頬のシミを確かめている女性を描いた水彩イラスト

「元々のきっかけは、目立ちだしたシミを1つ2つ、レーザーで除去したいという思いでした」

美容クリニックには、やや抵抗があったそうです。ところが、受診した総合病院の美容外科では、レーザー治療を行っていませんでした。そこで患者様は、その医師に、安心できるクリニックはどこかと尋ねます。返ってきたのは、こんな言葉でした。

「肝斑があっても安心な最新マシンを導入しているクリニックへ行ってみるといいよ」

これが、当院との出会いです。行き先を示したその一言には、「肝斑」という言葉が入っていました。

本記事は、旧「あざみ野ヒルズスキンクリニック」時代に掲載した患者様インタビューをもとに再構成したものです。記載の治療名は掲載当時のものです。現在の機器とメニューは、記事後半の「今回の治療について」をご覧ください。

肝斑があるときの、シミ治療

肝斑(かんぱん)は、頬骨のあたりに左右対称に広がる、ぼんやりとした薄茶色の色むらです。シミとよく似て見えますが、性質が違います。いちばんの違いは、刺激に弱いこと。こすっても、強い光を当てても、濃くなることがあります。

シミに照射するレーザーは、肌の色素(メラニン=肌の色を作る色素)に強いエネルギーを当てて、色素の粒を砕きます。ところが肝斑が混じっている顔に、同じ強さで当てたとき。砕くつもりのなかった肝斑まで刺激してしまい、治療のあとに、かえって濃く見えることがあります。

一つ、二つ取るだけ。そのつもりで始めた治療が、いちばん避けたかった結果になることがある。だから、シミと肝斑が両方ある顔では、機器の選び方と、当てる強さと、間隔が問題になります。

評価の物差しを持ったまま、椅子に座る

企業のコンシェルジュとして来客を案内する女性を描いた水彩イラスト

行き届いているかどうかを、毎日ご自分の目で確かめる。それが仕事です。「仕事柄、辛口評価になってしまう」というのは、その物差しが勝手に働いてしまう、という意味だと思います。

その物差しを持ったまま、診察室の椅子に座られました。お二人のお子様を育てながら、講演の予定も多い日々の、合間です。

答えに、治療の話はなかった

クリニックの受付で、スタッフと笑顔で言葉を交わす患者様を描いた水彩イラスト

院内の印象を率直に、とお願いしました。返ってきたのは、この答えです。

「ドクターをはじめスタッフの皆さんが家族のように温かくて、サービスマインドと患者さんを思いやる姿勢の素晴らしさに感激しました」

そして、こう続きます。

「予約の入っている日に、皆さんの笑顔から沢山のパワーを受け取れるんです」

レーザーの話も、効果の話も、ここには出てきません。書かれていたのは、人のことでした。

そして「受け取れる」。人を迎えてきた方が、ここでは受け取る人になっています。予約の入っている日は、こなす予定ではなく、何かをもらいに行く日になっていました。

はじめての「パチパチ」

院長 奥謙太郎がシミ・肝斑のレーザーを照射している場面を描いた水彩イラスト

はじめて照射をお受けになった日のことを、一文で書いてくださいました。

「初めて感じる“パチパチ感”にドキドキしましたが、決して痛いものではないので、いつも安心して美香子先生にお任せした気持ちで受けています」

照射のあいだは、短い刺激があります。どう感じるかは、機器、設定、部位、その日の体調によって変わります。「パチパチ」は、そのときのご本人の言い方でした。

レーザーを照射しているのは、院長の奥 謙太郎です。私は、美肌治療の計画と経過を診察で受け持っていました。「お任せした気持ち」と書いてくださったのは、その計画のことだと思います。

ドキドキから、お任せした気持ちへ。その後半にあたることを、別の欄にもう少し長く書いてくださっていました。

「早くやりたい」に、待ってもらう

診察室で、副院長 奥美香子が肌の図を見せながら患者様に説明している水彩イラスト

通院が続くうちに、別の気持ちが出てきたそうです。そこを、正直に書いてくださいました。

「正直、“欲”が出て色々と早くやりたい気持ちが出てくるのですが(笑)」

少し変わると、もっと早く、もっと一度に。診察室でよく伺う気持ちです。

けれど肝斑があるとき、急ぐことが遠回りになることがあります。刺激に弱い色むらを抱えたまま出力を上げると、濃くなって、また戻すところから始めることになりかねません。急がないことが、このときの治療になります。

そのときのやりとりを、こう書いてくださっています。

「そんな私の焦る気持ちを抑えてくださり、適切なタイミングに、必要なことを、しっかりとアドバイスしてくださいます」

そして、こう続けてくださいました。

「相手のことを思って、長期的に考えてくださることって なかなかできることではないと思います」

「なかなかできることではない」。そう書いていただいて、こちらのほうが居住まいを正しました。たしかに、やりましょう、と言うほうがずっと簡単です。待ってください、と言えば、その日は何も起きません。良くなったかどうかは、次にいらしたときに答え合わせをされます。

それでも待っていただくなら、その先まで付き合うしかない。診察のあいだに伝わってきた気持ちとして挙げてくださったのは、この一言でした。

「“一緒に”やっていきましょう」

そのうえで、こう結んでくださっていました。

「女性であり、母でもある美香子先生は、これからも頼りたいと思える存在です」

シミ・肝斑のレーザー治療は自由診療(保険適用外)です。費用の目安、主な副作用・リスク、機器の承認状況は、この記事の「今回の治療について」に記載しています。適応や効果の出方には個人差があります。

朝、鏡の前で数えていたもの

明るい窓辺で朝の身支度を終え、化粧ポーチを閉じて出かけようとしている女性を描いた水彩イラスト

美容成分を肌に届ける導入治療にも、通ってくださっていました。その施術中にスタッフがかけた言葉を、覚えていてくださいました。疲れている日には、こう声をかけられたそうです。

「せっかくの時間なので、リラックスして眠っていてくださいね」

その導入治療の欄に、続けてこう書いてくださいました。

「化粧にかける時間が格段に短くなりました(笑)」

そして、もう一つ。

「もう、ノーメイクの自分を見ても全く落ち込みません(笑)」

肌の話から始まった答えが、朝の支度の長さと、鏡を見たときの気持ちで終わっていました。

はじめのご相談は、顔から小さなものを二つ取ることでした。最後に書いてくださったのは、分で数えるものと、気持ちで数えるものです。

ここで紹介しているのは、ご本人の主観的な感想です。治療の効果や経過を客観的に示すものではなく、同じ変化をお約束するものでもありません。感じ方には個人差があります。

どんな疑問も、投げかけられる

仕事で肌も心も疲れがたまった時期には、点滴療法も受けてくださっていました。担当は、院長の奥 謙太郎です。その説明のことを、覚えていてくださいました。

「謙太郎先生の説明にまずビックリしたことを記憶しています」

続けて、その理由を書いてくださっています。

「医療専門用語をほぼ使われず、とても分かり易い例えや言葉で説明して下さるので、とにかく“安心”が伝わります」

「落ち着いて説明を受け、どんな疑問も投げかけられます」

分かりやすかった、ではなく、どんな疑問も投げかけられる。書いてくださったのは、聞き返せた、という一行でした。

接遇のプロが、最後に選んだ言葉

最後に、クリニック全体への言葉をいただきました。

「とにかく安心できるクリニックです」

続けて、その理由を、ご自分の仕事の言葉で書いてくださっています。

「相手の立場に立って、目線を下げて、気持ちを共感し、問題を解決する」

接遇を仕事にしてきた方が、私たちの仕事を、ご自分の職業の基準で言い換えてくださった一文です。そして、こう結ばれていました。

「この出会いに心から喜びを感じています」

その毎日の、真ん中から

グラウンドの手前から、サッカーに打ち込む二人の子どもを見守る母親を描いた水彩イラスト

サッカーに打ち込むお二人のお子様。人を迎える仕事。講演の予定。インタビューに答えてくださった当時、その全部が同時に進んでいました。

予約の入っている日は、その合間にありました。こなす予定ではなく、パワーを受け取れる日だと書いてくださった方の、合間です。

シミを一つ、二つ。はじまりは、それだけでした。

TREATMENT INFORMATION

今回の治療について

施術名
シミ・肝斑のレーザー治療/導入治療/点滴療法
診療区分
自由診療(保険適用外)
使用量・部位
この患者様が受けていたのは、顔のシミ・肝斑に対するレーザー治療、美容成分を肌に届ける導入治療(デルマシオ)、そして点滴療法です。掲載当時のレーザーと点滴(グルタチオン点滴)は、現在のメニューにはありません。現在は、シミ・肝斑のレーザー治療をピコシュアプロで行い、点滴療法はマイヤーズカクテル・テーラーメイドカクテル・高濃度ビタミンC点滴をご用意しています。照射の範囲と強さ、回数、使用する製剤は、診察で肌の状態と肝斑の有無を確認して決めます。
経過・アフターケア
レーザー照射のあとは、照射部位に数日間、かさぶたのような反応が出ることがあります。こすらず、日焼け止めで紫外線を避けてください。肝斑がある場合は刺激で濃くなることがあるため、照射の強さと間隔を調整します。導入治療のあとは一時的に赤みが出ることがあります。高濃度ビタミンC点滴は、初回にG6PD(赤血球の酵素)の血液検査を行い、結果を確かめてから始めます。気になる症状があるときは、自己判断で様子を見続けず、クリニックへご相談ください。
公式料金の目安
シミ・肝斑のレーザー治療に使用するピコシュアプロの本体

ピコシュアプロ(シミ・肝斑のレーザー治療)

全顔・1回 82,500円

導入治療デルマシオ スタンダードで使用する製剤のラインアップ

デルマシオ スタンダード(導入治療)

顔全体と首・1回 33,000円

上記はクリニック公式案内(2026年10月時点)の料金の目安で、この患者様が受けた当時の治療の総額を示すものではありません。ピコシュアプロの表面麻酔代は別途です。点滴療法は、マイヤーズカクテル1回8,800円、テーラーメイドカクテル1回13,200円、高濃度ビタミンC点滴25g 1回22,000円(25g増やすごとに5,500円加算。初回のみ血液検査8,250円)です。診察料は初診11,000円、前回から24か月以内の再診1,100円、25か月以上は11,000円です。

主な副作用・リスク
レーザー治療では、赤み、ひりつき、腫れ、かさぶた、色素沈着、色が抜けて見える部分、肝斑の悪化などが起こることがあります。導入治療では、赤み、かゆみ、アレルギー反応などが起こることがあります。点滴療法では、針を刺した部位の痛みや内出血、気分不良、アレルギー反応などが起こることがあります。高濃度ビタミンC点滴では、G6PD欠損症の方に溶血が起こることがあるため受けていただけません。腎機能が低下している方、腎臓結石のある方は、シュウ酸による腎臓への影響が出ることがあります。血糖などの検査値に影響することもあります。症状が気になる場合は、自己判断で様子を見続けず、クリニックへご相談ください。
未承認医療機器に関する事項
シミ・肝斑のレーザー治療について。現在使用するピコシュアプロは、日本国内で承認された医療機器です(承認番号 30500BZX00079000)。 導入治療について。デルマシオは、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器で、国内代理店であるNIOMA株式会社より入手しています。エレクトロポレーションによる美容成分の経皮導入を目的として国内で承認を受けた医療機器は、当院では確認できていません。製造元のある欧州では美容施術用の機器として販売されており、主なリスクとして紅斑、腫脹、アレルギー反応等が報告されています。 点滴療法について。当院の点滴療法には、国内で承認された医薬品を承認とは異なる目的や量で使う「適応外使用」と、国内で承認されていない医薬品の使用が含まれます。ビタミンCには、国内で承認されていないビタミンC注射液(マイラン社/Mylan Pharmaceuticals ULC、カナダ)を使用し、海外から入手しています。同じ成分のビタミンC注射液は国内で承認されていますが、効能・効果はビタミンC欠乏症の予防・治療などで、高濃度の点滴に用いる量と目的での承認はありません。そのほかのビタミン・ミネラルは国内承認の単剤を組み合わせて使用しており、組み合わせ全体として当院の目的で承認された医薬品はありません。当院が使用するビタミンC注射液は、カナダで医薬品として登録・販売されています(カナダ保健省 医薬品番号 DIN 02245214)。米国では同じ成分の注射液が壊血病の短期治療として2017年に承認され、その添付文書には、シュウ酸による腎臓への影響、G6PD欠損症の方での溶血、血糖などの検査値への影響が注意事項として記載されています。美容や疲労を目的とする承認はありません。国内で承認されていない医療機器・医薬品の使用にともなう健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。ご不明な点は、ヒルズグレイスクリニック(045-507-7420)へお問い合わせください。

よくある質問

シミと肝斑は、どう違うのですか?

シミは輪郭がはっきりした濃い点として出ることが多く、肝斑(かんぱん)は頬骨のあたりに左右対称に広がる、ぼんやりとした薄茶色の色むらです。いちばんの違いは刺激への反応で、肝斑はこすったり強い光を当てたりすると濃くなることがあります。見分けは診察で行います。ご自分での判断が難しい種類の色むらです。

肝斑があると、シミのレーザー治療は受けられませんか?

受けられないわけではありません。ただし、シミだけの場合と同じ設定では当てません。出力を落とす、回数を分ける、間隔を空ける、内服や外用を組み合わせるなど、肝斑への刺激を抑える設計にします。どの方法をどの順番で行うかは、診察で肌の状態を確認して決めます。

記事に出てくる当時の治療は、今も受けられますか?

導入治療は、現在もデルマシオで行っています。シミ・肝斑のレーザーは機器が替わり、現在はピコシュアプロです。当時受けていた点滴(グルタチオン点滴)も、現在のメニューとは異なります。料金と機器の承認状況は、この記事の「今回の治療について」に記載しています。

料金はどのくらいですか?

公式案内の料金の目安は、ピコシュアプロが全顔1回82,500円(表面麻酔代は別途)、デルマシオ スタンダードが顔全体と首1回33,000円です。点滴療法は、マイヤーズカクテル1回8,800円、高濃度ビタミンC点滴25g 1回22,000円です。実際の総額は、治療内容と回数によって変わります。診察料の扱いは治療前にご確認ください。

この患者様と同じ変化を期待できますか?

お約束はできません。この記事は、一人の患者様の主観的な語りを紹介するものです。治療結果や感じ方、経過には個人差があります。適応、治療内容、費用、リスクは診察でご確認ください。

シミが一つ、二つ。その段階でもご相談いただけます。その一つ、二つが肝斑と重なっているかどうかで、治療の順番は変わります。横浜あざみ野のヒルズグレイスクリニックでは、まず何がそこにあるのかを診察で見分けて、どこから始めるかを一緒に決めます。カウンセリングのご予約はこちら

本記事は、患者様にご協力いただいたインタビューをもとに再構成しています。発言は、旧「あざみ野ヒルズスキンクリニック」時代に掲載した原文からの引用で、意味を損なわない範囲で読みやすく整えています。記載の機器名・治療名は掲載当時のものです。本文中のイラストは、ご本人のお写真ではなく、雰囲気を参考に制作したイメージです。お名前、施術日など個人を特定できる情報は掲載していません。治療結果や感じ方、経過には個人差があり、同じ変化を保証するものではありません。施術内容、費用、主な副作用・リスクは、必ず事前のカウンセリングとクリニック公式案内でご確認ください。

奥美香子 副院長

奥 美香子(おく みかこ)/ヒルズグレイスクリニック 副院長・形成外科医

年齢とともに起こる変化を、顔面解剖を基盤に、皮膚・脂肪・筋肉・骨格に起こる加齢変化として読み解き、顔全体のバランスから、その方に必要な治療を設計しています。目指すのは、見た目の変化をきっかけに気持ちが前を向き、日々の行動まで軽やかになるような、自然で調和のとれた変化です。診療では、顔の悩みだけを切り取らず、更年期前後に起こる女性ホルモンの変化や、肌・心・体の揺らぎにも目を向けます。40代以降は、肌をつくり支える細胞の働きが変化し、これまでと同じ治療でも十分な反応が得られないことがあります。だからこそ、まず肌が治療に応えられる状態を整える。この考え方を「CrossTALK® protocol」として体系化し、筆頭著者として2025年にJournal of Cosmetic Dermatologyに発表しました。2016年より、ボトックスビスタやジュビダームを展開するアラガン・エステティックス ジャパンファカルティーの一員として、また注入指導医として、医師への教育・指導にも携わっています。「美容医療は患者を幸せにするのか」という問いについては、大学との共同研究を通じて探究を続けています。必要な治療を、必要な順番で、必要な分だけ。年齢とともに変化する顔と人生に寄り添い、長く信頼して相談できる「美容のかかりつけ医」でありたいと考えています。詳しいプロフィール

RESEARCH NOTE

研究記事としての位置づけ

本記事は、「美容医療は人を幸せにするのか」という研究連載の一部です。患者様の個人的な感想を治療効果や安全性の根拠として一般化せず、研究における一つの語りとして紹介しています。

連載の目的は、美容医療を受けた患者様が、外見の捉え方、気持ち、日常の行動をどのように語るのかを記述し、治療を受けたあとの経験と主観的な幸福感の関係を考えることです。一人の患者様の語りだけから、一般的な治療効果や幸福度の変化を結論づけるものではありません。

本記事で用いた資料は、患者様にご記入いただいたインタビューの回答です。研究のために設計した調査ではなく、当時クリニックが広報目的で実施したインタビューを、連載の一つの語りとして読み直したものです。質問は「来院のきっかけ」「院内の印象」「施術の感想と肌の変化」「担当医の印象」など、答えの方向を示さない形で用意されています。本文では、原文で確認できた発言のみを引用し、意味を損なわない範囲で読みやすく整えています。

肌の状態を客観的に測定した指標や、治療を受けなかった場合との比較は行っていません。記載の機器名・治療名は掲載当時のものであり、現在のメニューとは異なります。お名前、施術日など個人の特定につながる情報は掲載しません。確認が完了していない情報は、公開原稿に追加しません。

Dr.Mikako

ヒルズグレイスクリニック副院長。注入治療のスペシャリスト。美容医療とウェルネスの融合で患者さまの幸せのサポートを使命としている。

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