マカオにあるフォーシーズンズホテルで開催されたアジア地域の医師が一同に会するCynoSure Asia Pacific forum2019にて、講演と2つの会議に日本代表医師として参加してきました。
レーザー最大手のCynoSure社が誇るピコシュアやスカルプシュアをはじめとした機器について臨床データや新しい治療方法、ダウンタイムの軽減の仕方などについて会議を行うのですが、今回私に課されたミッションは、当院が日本そしてアジアで初めて導入したテンプシュアについて臨床データを提示すること。
テンプシュアは、アメリカでは多くの臨床データがあり、大変高い人気を誇りますが、アジア圏では私のデータが初めてのデータ開示となるので、責任重大です。そのため、スタッフと共に日本人に対する臨床試験を行い、機器や施術法の改良を行い、準備を重ねてきました。
まずは、スカルプシュア運営委員会に
Advisory board meetingに先立ち、Sculpsure steering committee(スカルプシュア運営委員会)に参加しました。

各国のSculpsureによる痩身治療のMaster classのドクターが集まり、さらにより良い結果が出るために必要な改良点や治療法について議論を交わします。

「スカルプシュア」は、世界で初めてFDA承認を取得した脂肪融解レーザーで機械自体、とても高性能なマシンですが、さらに美しいボディラインを作るには、ちょっとしたテクニックが必要です。そんなテクニックについても各国の先生方と情報を共有してまいりました。

午後は Medical Advisory Board Meeting
いよいよ、午後はMedical Advisory Board Meetingです。
豪華な面々が集合したミーティングですが、どちらも選出された日本人は私一人。他メンバーは、Dr. Rovert Weiss (米国)、Dr. Christine(ベルギー)、Dr. Henry chan(香港)、Dr. Carl cheng(台湾)、 Dr. Peter Peng(台湾)、Dr. Niwat Polnikorn(タイ)といった各国の著名医師という、大変恐れ多い状況です。

私たちが提供する臨床的な経験やデータは次期機器開発の重要なポイントとなり、治療を受ける方々の結果や副作用発生率に大きく影響するため、どのDrも本当によく考えた治療を行っています。流石各国を代表する医師です。
私からは、3月にアメリカレーザー医学会(ASLMS)で発表した、ピコシュアによるニキビに対する新しい治療方法をお話ししましたが、非常に大きな興味・関心を持っていただきました。
「理論的にはこうなるはず、だけど人間に使ってみたら予想と違ってうまくいかない」ということは機器開発によくあることですが、大切なのは理論と現実の差の原因を突き止め、その差を埋め、より良い治療法を見出すこと。臨床的・科学的知識をメンバー間でシェアし、最善の治療方法を確立することに本会議の意義はあります。
どちらの会議も内容は極秘となっており、詳しい内容をお話しすることはできないのですが、新たな治療機器(!)、治療方法(!!)が個々のdoctorの斬新な視点から語られ、考え方の独創性に圧倒されました。
初日から、2つの会議でプレゼンし、ものすごいエネルギーを消費しましたが、明日がAsia Pacific Forum本番。アジア初導入したテンプシュア Enviの講演とlive demonstrationを行います。
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医療法人光悠会 あざみ野ヒルズスキンクリニック
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