日本における美容医療のリーディングカンパニー、JMEC(ジェイメック)社。その創立30周年を記念して開催された「第17回 Total Anti-aging Seminar」にて、Sofwave(ソフウェーブ)のパネリストとして招待講演を行ってまいりました。

美容医療デバイスの30年の変遷から最新技術までを網羅した本セミナー。私は「Sofwave最前線!医師が語る~専門的な視点」というセッションにおいて、この革新的なデバイスをいかに臨床で使いこなし、最高の結果を引き出すべきかについてディスカッションを行いました。
1:「焦がす」から「再活性化」への転換
Sofwaveは次世代の超音波機器で、従来のHIFU(ハイフ)のように点状に強く「真皮を焦がす」必要はありません。もちろん、強く熱を加えてタイトニングを得る手法もありますが、私が提唱する本質的な使い方は異なります。
重要なのは、以下の2点を同時に達成することです。
- 適度な温度でのコラーゲンの引き締め
- 活動性が低下した線維芽細胞の再活性化
HILLS GRACE CLINICでは、この2つの効果を最大化するために、組織を損傷(焦げ)させずに活性化させる独自の『Thermal-Thread Technique®(TTT)』(サーマルスレッドテクニック)を開発し、日々実践しています。

2:結果を左右する「方向」と「連続性」
今回の講演で特に注目を集めたのが、リフティング効果を最大化するための熱の「方向」と「連続性」についての知見です。

メーカーが推奨する通常の照射プロトコルとは異なり、解剖学的な根拠に基づいた緻密な熱のベクトル制御を行うことで、ソフウェーブの持つポテンシャルをさらに引き出すことが可能になります。 あわせて、患者様の負担を最小限に抑えるための「痛みを抑える照射のコツ」や、効果的な麻酔の使用方法についても、会場のドクターたちと議論を交わしました。
3:CrossTALK® protocolの要として
皮膚科医としての視点から見て、Sofwaveは肌質改善において極めて優れた結果を出すことができるデバイスです。そのカギは、いかにエネルギーを精密にコントロールできるかにかかっています。

熱を「引き締め」と「再生」に振り分けることで、このような肌質改善+リフティング効果を同時に得る事ができるのがCrossTALK® protocolの強みです。
今後、HILLS GRACE CLINICにおいて、Sofwaveは私たちの独自の治療体系である『CrossTALK® protocol』の重要な一翼を担っていきます。これからも更なる研究を重ね、一人ひとりの患者様に「最適な肌質改善」を提供できるよう、プロトコルの進化を止めることはありません。
30年の歴史を振り返りつつ、未来の美容医療を形作るこのセミナーでの経験は、私にとっても大きな刺激となりました。 「医療としての肌質改善」を極めるべく、明日からの診療も真摯に向き合ってまいります。
