インドネシアは世界で4番目に人口の多い国であり、その人口平均年齢は若く、美容医療の普及が急速に進んでいます。
今回、インドネシアの首都ジャカルタで国際美容医療セミナーおよびワークショップ(I-SWAM)が開催され、私はファカルティ(講師)として参加することになりました。
このイベントのメインテーマは、ニードルRF機器「ポテンツァ(POTENZA)」です。
ポテンツァは、「シングルニードル」モードを使用してニキビや毛穴の治療
「マルチニードル」モードを用いてニキビ痕や小じわの治療、タイトニング、リジュビネーションなど、幅広い治療に利用できる高性能な機器です。
I-SWAMでは、ポテンツァがインドネシアで初めて披露され、私は講演とライブデモンストレーションを行いました。
治療結果は非常に重要なポイントですが、ポテンツァは針を使用するため、施術の痛みが気になります。今回のデモンストレーションでは、施術の30分前から麻酔クリームを使用して痛みを軽減しました。
症例のご紹介
この方は頻繁にニキビができ、ニキビが治っても赤茶色の色素沈着が残る肌のタイプでした。シングルニードルモードを使用してニキビ自体を治療し、マルチニードルモードを使って広がった毛穴とニキビ痕を同時に治療することで、既存のニキビを治療しながら毛穴とニキビ痕を改善することができました。
ポテンツァ(全顔)の治療費は1回につき110,000円であり、副反応としては施術部位の一時的な赤み、腫れ、リンパ液の浸出、感染のリスクがあります。
当院では独自の治療法を提供しており、シングルニードルを使用した毛穴やニキビの治療は現在、日本では当院のみで行われている方法です。非常に効果的な治療法であり、ニキビ治療の主要な手法となっていますが、施術には時間がかかるため、来院される際には余裕を持ってお越しいただくことをお勧めします。