今回のGMIトレーニングセッションは、タイからお越しいただいた12名の医師のリクエストに応じた「ポテンザ」単独セッションを開催しました。マイクロニードルRF治療はAPAC地域をはじめ、世界中で注目されていますが、ポテンザの強みと最大性能を引き出す方法に焦点を当てて深掘りしました。
マイクロニードルRFはAPAC(Asia Pacific)地域をはじめとして、世界中で注目されている機器治療です。
ポテンザだけでなく、mophius 8, silfirm Xなど多くの競合機器があるなかで、ポテンザの強みは何なのか、どうすればポテンザの最大性能を引き出すことが出来るのかについて、深堀りするのが今回のセッションです。
高周波(RF)には、流れやすい状態(部位)、流れにくい状態があり、まずはそれを理解するところからセッションが始まります。
ポテンザの特徴と高周波RFの理解
ポテンザはニードルRF機器で、針を挿入しながら高周波を照射する技術を使用します。そのため、どの層に針を進め、どのような性質の高周波を使用するかを慎重に決定する必要があります。高周波RFには流れやすい状態と流れにくい状態があり、まずその特性を理解することが重要です。
目的に応じて、例えばコラーゲンを焦がすのか、活性化するのかを調整しますが、これは簡単そうに見えて非常に繊細な作業です。
マニュアルモードで施術の精度を向上
ポテンザには「オートマ」(プリセット)モードもありますが、患者一人ひとりのお肌の状態に完全に合わせることは難しいため、テイラーメイドの設定が可能な「マニュアル」モードが必要になります。
高周波を照射する際には、「どこまで届かせたいのか」「どこを避けたいのか」を明確に考える必要があります。不適切な設定では、熱が意図しない部分に強く作用し、色素沈着や肌のへこみを引き起こすリスクがあります。
CPチップの特殊性と施術時の注意
ポテンザには「CPチップ」と呼ばれるドラックデリバリー機能を持つ特殊針があります。この針を使用する際は、特に部位ごとの肌の厚みを考慮しなければなりません。
肌の薄い部分で強く照射すると出血し、注入予定の薬剤(エクソソームや成長因子など)が内圧で外に押し出されてしまうことがあります。
ケーススタディをディスカッション
セッションの最後にはケーススタディをおさらいし、「あなたならどのように治療するか?」をテーマに議論を行いました。
多くの医師が、自分の目指す治療に応じたセッティングを構築することができました。講師としてこれほどうれしいことはありません。
タイから遠路はるばるお越しいただいた医師の皆さま、改めて感謝申し上げます。
GMIではこれからも、実践的な知識と技術を共有し、美容医療の発展に貢献できるよう尽力してまいります。
Global Medical Institute 概略
美容医療は、皮膚科学、形成外科学、物理学、生物学など、多岐にわたる学問を応用した「医療行為」です。そのため、安全性と効果を両立させるためには、深い知識と確かな技術が欠かせません。しかし、これらを体系的に学べる施設は世界的にも非常に少なく、多くの場合、医師個人の努力に依存しているのが現状です。
私たちGMIは、理論に裏打ちされた安全で効果的な医療を提供できる医師を育成することを使命とし、教育と研究を通じて美容医療の未来を切り拓く拠点として設立されました。「理論と実践の融合」を軸に、日本発の技術と感性を世界に届け、グローバルな美容医療の質をさらに高めることを目指しています。
名称: Global Medical Institute (GMI)
所在地: 神奈川県横浜市 HILLS GRACE CLINIC
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医療法人光悠会 ヒルズグレイスクリニック
045-507-7420(火・水・金・土曜 9:00~17:00)
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