タイ・バンコクにて開催された「Cynosure Lutronic Dinner Symposium」に登壇してまいりました。 2025年の美容医療業界は、まさに「モノポーラーRF」の群雄割拠。XERF、デンシティ、オリジオ、そしてサーマクールといった多くの機器が注目を集める中で、私はXERFが持つ唯一無二の優位性について講演を行いました。
1:なぜXERFは「より深く」効くのか
数あるモノポーラーRFの中で、XERFは世界で唯一、2つの周波数を同時に照射できる機器です。 下顔面のたるみやむくみなど、皮下脂肪やさらに深い層に原因がある症状に対して、XERFは熱をより深部まで届けることができるため、非常に高い効果を発揮します。

今回のシンポジウムでは、その基本性能に加え、効果を最大限に引き出すための「照射戦略」を説明しました。
2:線維隔壁(FS)を捉えるパルス構造の科学
XERFの使いこなしにおける最大のポイントは、「深い位置の皮下脂肪」と、それを支える線維組織「線維隔壁(FS)」、さらに「Retinacular cutis」の存在を理解することです。 XERFには、以下の3つのモードが搭載されています。
- Shallow モード: 6.78MHzを用い、浅層をターゲットにする。
- Middle モード: 6.78MHzを用い、中層をターゲットにする。
- Deep モード: 6.78MHz+2MHzを同時照射し、深層へ熱を届ける。

これらのモードは単に周波数が違うだけでなく、照射時間(パルス幅)も異なります。いかに深い位置まで「痛みなく」熱を伝えるか。パルス構造を図解しながら、顔のどの部位にどのモードを組み合わせるべきか、その最適解を提示しました。
3:グローバルな教育拠点として
Cynosure Lutronic社は、ピコシュアプロをはじめとする最先端機器の開発のみならず、医師への教育・トレーニングにも非常に熱心な企業です。

私たちのHILLS GRACE Global Medical Institute(GMI)も、世界中から医師を迎え、理論教育と実践トレーニングを行う拠点としての役割を担っています。
今回発表したXERF(ザーフ)についてもGMIでトレーニングセッションを行っています。
機器は「正しく使いこなしてこそ」真の価値が生まれます。日本国内はもちろん、アジア、そして世界の美容医療の質を高めるため、今後も各国での教育活動に全力を尽くしてまいります。
最新のテクノロジーを、確かな医学的理論で操る。 バンコクで共有したこの情熱を、日々の診療での最高の治療結果へと繋げてまいります。
