28 Dec 2016

先日、ピコシュアを使う医師のみが参加するミーティングに参加してきました。
現在市場には多くのレーザーが存在しますが、その中で最も新しいカテゴリーは「ピコ秒レーザー」です。シミ治療に用いるだけでなく、肌の質感そのものの再生を行うピコシュアの「フラクショナル照射」は、ピコ秒レーザーの中でも特に大きな注目を集めています。このフラクショナル照射は「照射方法」が要であり、国によって異なり、また、同じ日本でも照射する医師によって差があります。
このような中で、さらに施術の精度を上げ、治療結果を向上させるためには日々治療の見直しと研究が必要です。その一環として行われるのが、今回のようなピコシュアユーザーによるミーティングです。
フラクショナル照射はHSP(ヒート・ショック・プロテイン)を上昇させる!
アジアで最もピコシュア症例数が多い、今回の演者であるDr. Carl Kuo Liang Chengによる講演にて、ピコシュアのフラクショナル照射による新事実が明らかになりました。
①「フラクショナル照射を行うことで真皮の線維芽細胞がメラノサイトを阻害する役割を持つようになる」
②「フラクショナル照射は皮膚の遺伝子発現を改善し、HSP(ヒートショックプロテイン:熱ショックタンパク)を上昇させ、MMP(タンパク質分解酵素)を減少させる」
近年、その働きが注目されているHSP(ヒート・ショック・プロテイン:熱ショックタンパク質)とは、熱による刺激やストレスが身体に加わったときに、体内で増え、ダメージから保護・修復する作用があるたんぱく質のことです。
ピコシュアのフラクショナル照射を行うことで、このHSPを上昇させることができ、HSPが増えると、コラーゲンやエラスチンがたんぱく質分解酵素によって分解されるのを防ぐことができるため、シワ予防にもつながります。
ピコシュアは、シミを取るだけでなく肌を再生させることができる!
ピコシュアを「シミ治療のためのレーザー」としてだけでなく、「皮膚そのものの活性化を行うレーザー」として用いるのが、ピコシュアの性能を最大限に生かした治療法です。
当院の肌再生プログラムでは、このピコシュアのフラクショナル照射をメインに使いながら、真皮の再生を促すメソポレーションを同時に行います。この方法は、メラニンを破壊しつつコラーゲン等を増やすことができます。
肝斑や日光性色素斑といった「色の治療」だけでなく、ニキビ痕や毛穴開きなど「肌質そのものの治療」も同時に行うことができるため、様々なスキントラブルを改善できることも大きなメリットです。
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素晴らしい機器を、最大の効果を発揮する方法で使用し、スキントラブルを解決するのが私たち美容皮膚科医の責務だと考えています。今後も日々技術を磨き、よりよい治療を提供できるよう精進して参ります。